2014年02月03日一覧

体調を崩したときの血糖値コントロール

 先日ノロウィルスに感染しました。体調崩すと、その原因が何であるにせよ病状の怖さの他に血糖値コントロールが絡んできます。

 体調を崩すと基本的に血糖値は上がります。理屈はよくわかってないけど、とにかく上がる。何も食べなくても上がります。でも下痢と嘔吐が続くと血糖値は下がります。だって、吸収されないで出て行っちゃうんだから血糖値は上がりようがないです。じゃあ差し引きゼロかというとそういうことでもない。

 ここが大問題なのでありまして、食べないで血糖値が上がるなら食べないままインスリンだけ打てばいいじゃないかと思うけど、そういうわけにはいかないのです。

 ダイエットで絶食とかあるいは極端に炭水化物を減らす(取らない)とかの方法を薦めているのがあるけど、1型糖尿病の場合、あれは絶対にダメ。
 1型糖尿病じゃなくてもダメだな(笑) 炭水化物は体のエネルギーです。消費されないで余ってしまう血糖が怖いんであって、血糖そのものは生きていくのに必須な栄養分です。血糖が足りないと脳細胞も壊れていきます。なんでもそうですけど、やり過ぎはダメ。糖質制限ってバランス良くとることを意味するならいいけど、糖質をシャットダウンするなんて過激な方法はダメです。

 なぜ1型糖尿病では極端な糖質制限はダメなのか。あまりにも糖分が補充されないと脂肪を血糖に変えようと体ががんばるんだそうです。脂肪を消化するからダイエットになるとか言われてるらしいけど、そう都合よくはいかない。脂肪から血糖を絞り出すときにケトン体ってものが一緒に生成されて、それが多くなると血液が極端な酸性に傾き、そのまま昏睡状態に陥る危険があるそうです。
 高血糖性昏睡をケトアシドーシスと言うんだと思ってたんですがそうじゃなかった。高血糖で血液が酸性になることをケトアシドーシスと言うんだそうだ。ケトアシドーシスが起きることによって昏睡に至ると。だから高血糖じゃなくても血液の酸性化は怖い。

 インスリンが自動供給されてる健常者はそんなに気にする必要はないらしいけど、1型糖尿病だとインスリンの自動供給ってのはないわけで、

 1:インスリンが足りない=血液中に糖分が溢れている
 2:インスリンが足りない=糖分が体内に取り込まれない
 3:だから体としては糖分が足りないと判断する

 ということで、脂肪の分解が始まりケトン体の影響は健常者の100倍にもなるそうです。これが「発見が遅れた重度の糖尿病は激やせする」理由みたいです。私は1型発症直前、一気に14キロも痩せて骨と皮になりました。

 シックデイ(体調が悪いときのこと)で食欲がなくても、とにかく何か食べろと指導されてますが、きっとこの絡みなんでしょう。

 結局、解決法は血糖値の変動をこまめに測定してその結果で低血糖にならないように糖分補給したり高血糖を下げるためにインスリンを追加打ちしたり、とてもせわしない。体調悪くてげんなりしてるうえにさらにそこらを考えないといけない。1型糖尿病で、ああつらいなとはあまり思わないんですけど、そういうときはつらいなと思います。

 つくづく思うのは「人体の各種自動制御」ってのはすごいなってことです。人間だけじゃなくて生きとし生けるもの、生物すべてそうですね。自動制御が壊れたのにこうやって生きていられるのは人間だからってことですね。医療の進歩に感謝。

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