2011年06月04日一覧

ポップガード、作ってみた

 ポップガードってなんだか知ってます?

 CMなどで歌の録音シーン(見上げてごらん夜の星をとか)が流れるときに、よく見ると歌う人とマイクのあいだに「金魚すくいの網を少し大きくしたようなの」があるのがわかると思います。色はたいてい黒ですね。

 これがポップガード。歌う時って息が出ますでしょ。その息をマイクに吹きかけると「ぶぉ」とか「ぱすっ」みたいな音が入っちゃうんです。ポップ音と言います。それをガードするんでポップガード。風除けのウィンドスクリーンってのもありまして、マイクの先っぽの網状になってるところがたいていはウィンドスクリーンを兼ねてます。屋外で使うときはさらにスポンジ状のウィンドスクリーンを被せたりしますね。でもウィンドスクリーンじゃ歌のポップ音は防げません。マイクの録音する部分に向かって息を吹きつけてるようなものなんですから避けようがないわけです。

 私の録音もかなりポップ音入ってます。ものすごく気をつけて歌ってるし、ぎりぎりまでオフマイク(マイクと口を近づけるのをオンマイク、離すのをオフマイクと言います)にしてみたり、マイクの向きを変えてみたり、歌い直したりもするんですけどね。気にならないところまでは押さえ込めないし、ボーカル用マイクって元々オンマイク気味で使う前提で設計されてるので、オフマイクにすると録音される声が細くなっていきます。ただでさえ音量感のない細い声なのに、よけい情けない声になる。とはいっても、気にするのは本人だけで、他の人は聞き流すだけで全然気にしてないとは思うんですけど、趣味としての自己満足が得られないってことだと思ってください(笑)

 そういうわけでポップガード欲しいなとは思ったんですけど、実際どれくらい効果があるのかわからないし、価格を調べるとそんなに安くはないんです。安いので1500円前後くらい。買えない価格ってわけじゃないけど、飾りにしかならなかったら1500円でも高いでしょ。

 検索しつつネットをさまよっていたら、自作したって話を見つけました。針金で輪っか作ってパンストを張ったって。それなら簡単と作ってみました。人前で使うならそれなりにきれいに作らないと恥ずかしいですけど、私の場合、完全引きこもり宅録ですからね。誰の目にも止まらない。形はどうでもいいんです(笑)

IMGP1024
 素材は針金のハンガーです。適当に引っ張って輪っかにしてパンストを張っただけ。見てくれはよくないです(笑)


 使ってみました。マイクと口の距離は2cm程度。「ぱぴぷぺぽ」「はひふへほ」「さしすせそ」を意識して強めに発声して SoundEngine Free で普通に録音してみました。上の波形がポップガード無し。下のはポップガードありです。百聞は一見にしかず。波形を見れば一目瞭然ですね。見たとおり驚くほど効果ありです。わざと強めに発声してますので、ポップガード越しの声もポップ音が残ってるんですけど、波形には特徴的なピークがありません。それにポップガードがあると「歌ってる最中にマイクに近づきすぎてしまう」ことがなくなります。障害物があるわけですからね。

 残る問題は、どうやってマイクの前に取り付けるか。マイクスタンドにもマイクにも動かないように固定かつマイクに対して壁が直角になるようにつけるのが難しい。あの1500円の価格は本体部分より、取り付け部品代な気がしてきた(笑) 他人に見られるわけじゃないので、とにかくなんとか縛り付けて使います。