最近の物欲。カメラが欲しい。カメラについて語ってみる。その(2)

 最初に書くの忘れたけど、私の持ってるカメラや写真の基礎知識ってアナログ時代のものです。写真自体にはアナログもデジタルも関係ないですけどね。同じ用語が使われていても微妙に内容が違うのもありそうです。

 アナログにはなかったものというと、まず画素数ですかね。パソコンのモニターとかテレビもCRT(Cathode Ray Tube、ブラウン管)の時代には単に画面サイズをインチで表現してました。液晶時代になってドット数で解像度を表現します。解像度だけを考えれば1ドット=1画素。最初のモノクロ時代は単純に光るか消えるかだったので「ドット」。そのうち一つのドットに三原色とか明度とか複数の情報が入るようになったので画素(ピクセル)と言うように。

 カメラの選択基準に画素数を考える人、多いと思いますけど画素「数」はそんなに重要じゃないです。無視して良いってことじゃないですけどね。
 撮った写真を常に大判(A3とか)にプリント、それも高価な写真画質の用紙を使いまくって展示するような人なら画素数は重要かもしれないけど、プリントなんて滅多にしない。デジタル画像で見るだけな人がほとんどでしょ。せいぜいたまにA4版、それもコピー用紙あたりに印刷するだけw 使うプリンタも普及型の一万円前後のやつだったりするしね。

 画素数と解像度はイコールなんですが、イコールではないのです。その画素数を活かせるプリンターを使ってその画素数のまま印刷できればイコール。
 そうでなく、たとえばね、パソコンのモニターで見るとしますよね。私の使ってるモニターは1920*1080です。つまり2,073,600です。約200万画素しかないんです。
 デジカメのピクセル数表現はモニターのとは違って1画素4ピクセルって聞いたことあるんで、カメラの2千万はモニタの500万画素ですかね?
いずれにしてもカメラでは800万ピクセルくらいあれば十分ということになりそう。 撮影し保存したデータをパソコンでそのまま表示すると写真の一部しか表示されなくてスクロールさせないと他は見えない。経験ありますよね?
 写真全体を画面に納めるように表示させると、元はどんなに高画素であっても200万画素相当の写真になってしまうのです。デジタル処理して画面の大きさに縮小表示してる。画面で見る、インスタに載せるだけなら「画素数を誇るカメラ」は要らないんです。

 でも、画素数の多いカメラの方が綺麗に撮れるじゃないかと思う人もいるだろうと思います。そうなんだけどそうじゃないんですねw

 写真の解像度はレンズの性能によるところが大きいんです。それとセンサーの性能(昔で言えばフィルムの質)。

 簡単に言っちゃうと高いカメラには良いレンズがついてる。高いカメラの画素数は「多い方が良いと思ってる普通の人が手を出してくれるように」画素数を多くしてる。というか、あれこれ高機能にすると必然的に画素数も多くなってしまう。
 レンズの次にセンサー(昔ならフィルム)ですね。これがよくないとレンズを通ってきた光をきちんと記録できない。レンズやらセンサーやらを良い物にすると、それらを使う人は「写真」を趣味にする人で「写真」として大きなサイズをプリントする人となりますから、とうぜん画素数も大きくしないとボトルネックになってしまう。

 結果として高級カメラは高価で重たい物になっていきます。写真そのものを趣味とするかどうかで必要なカメラは変わってきます。家族のスナップやインスタに載せるだけの写真を撮りたいならコンデジやスマホカメラで十分です。

 次、焦点距離の話をしましょうかね。

 これ、昔から不思議に思ってるんだけど、「広角」「望遠」と言いますよね。なんでだろ。「広角」ってのは写角のことで大きな範囲を撮せるレンズのこと。フィルムにせよセンサーにせよ物理的な大きさが決まってますから広い角度で大きな範囲を撮せば写ってる物は小さくなります。望遠って、望遠鏡から用語が来てるんだろうけど、広角というなら対語は狭角なんじゃないかなと。望遠というなら対語は近接ではないかしらん。

 望遠は狭い角度で光を取り込んで撮します。物理的に同じ大きさのフィルムやセンサーにそれを記録するので遠くのものが大きく写ります。ただし狭い範囲で。

 ズームレンズは一本でこの広角と望遠を使い分けます。焦点距離を変えるために物理的にレンズを前後させる可動部分がありますので、理屈的にはきっちりと計算されて固定されてる単焦点レンズより質が落ちることになりますが、普通に見た目では違いはわからないんじゃないかな。
 このズームを光学的にではなく、取り込んだデジタルデータの一部を拡大するのがデジタルズーム。昔の写真でいえばトリミングして引き延ばしてるようなもの。
 最近の技術なら問題なさそうなのに、光学式のズームに比べてずいぶん質が落ちるような感じです。簡単に検索した結果ではそうでした。良いレンズと良いセンサーと高画素数であればデジタルズームでも良さそうな気がするんですけどね。みなさん気に入らないみたいだからダメなんでしょう、きっとw

 ついでに、被写界深度ってのも書いておこうかな。被写界深度ってのはピントを合わせた部分の前後、どこまで一緒にピントが合うかってこと。単純にいうと、広角レンズは被写界深度深い(広い)です。手元から遠くまでピントがあう。望遠レンズは被写界深度浅い(狭い)です。ピントを合わせた部分だけしか合わない。ポートレートや花などで目的物にピントを合わせて他をぼかすなんてときにも使います。
 また、人間の目でもそうですけど目を細くするとピントが合いやすくなったりしますよね。カメラで言えば「絞り」です。絞ると被写界深度は深くなります。絞りを開けると被写界深度は浅くなる。関係ないけど、人間の目のオートフォーカス性能もすごいよね。モーターもないのにどこみても瞬時にフォーカスを合わせる。年取ってくると性能落ちてきてしょぼつくけどねw
 ただ、絞ると暗くなりますからシャッター速度を遅くするかフィルム(センサー)の感度を上げるか。感度を上げると写真が荒れます。絞りを明るくするとシャッター速度も上げられるし、感度も下げられる。シャッター速度を優先するか、絞りを優先するか。はたまた被写界深度を考慮するのか。
 昔はこの組み合わせを手動でやってました。経験と勘。晴天の明るい日中の外で「F11、100分の1、ISO(昔はASAだった)100」ってのが基準。中学生のころには露出計内蔵カメラが普通になって、シャッター速度優先とか絞り優先とか自動になってました。当時の中学生の標準機はキャノネットだったかしらねw ほかに、コニカ、ミノルタ、オリンパスなどが中学生でも持てるカメラだったと思う。私はオリンパスだった。

 いまじゃセンサーの感度がISO数千なんてのが当たり前みたいなので、昔ほどレンズの明るさは重要じゃないのかもしれないけど、「ぼかす」なんてのを考えるとレンズが明るいほうがいいと思う。昔はF1.8が標準だった。キャノンだったかしら、F0.9なんて目よりも明るいレンズがありました。明るいレンズの欠点は重いこと(高価なのは当然として)。
 そういえば、カメラメーカーのレンズってブランド名があって、自信のある商品には必ずそれがついてたんだけど、キャノンのレンズってブランド名「キャノン」? 調べても出てこないや。
 ニッコールとかズイコーとかテッサー、ソナー、タクマー、フジノン、さっと思い出せるのはそれくらいか。オリンパスのズイコーが最初は瑞光だったってのは高校の時に写真部で工場見学に行ったんで覚えてるw

 ちなみに、生まれて初めて持った自分のカメラは小学校5年生(4年だったかも)。富士フイルムの「フジペット(リンク先の真ん中より下の方に写真あります)」、おもちゃみたいなカメラです。35mm版でもなく、ブローニー版(いわゆるロクロク版)という少し大きなフィルムのカメラ。レンズの質がかなり悪く、写真の四隅が歪んでしまう。でも大事な大切なカメラでした。中学一年で写真部に入ったときも最初はこれのまま。廻りには一眼レフ持ってる子もいたけどめげませんでしたw
 先生に「写真はカメラを選ばない」って言われたし。とはいうものの、やはりトイカメラっぽくて引け目があって、おねだりして35mm版のカメラを買ってもらいました。裕福な子の一眼レフは別格として、みなキャノネットだったんで自分はオリンパスの同価格帯のを選びました。スペック的には上だったし。

 またまた長くなったのでもう一度ここで切ります。続きます。あと一回くらいかなぁ。
 書いててさらに思ったけど、やっぱりカメラ欲しいw
 このカメラへの想い、どこに隠れてたんだろ。
 年取ると、新しい記憶が壊れていって古い記憶が表面に出てくるらしいけど、それか?