一年ぶりに1型糖尿病の定例の目の検査に行きました。年に一度ってことだったんだけど、1型歴10年越えたんで今後は年二回だそうです。
眼底検査や眼圧、網膜などの検査の結果、1型由来の障害はまったくなかったのですが、緑内障の検査もついでにしてもらいました。視野検査ってやつです。のぞき穴から一点を見てて、その廻りにランダムにピッっと光点が出ます。光が見えたらボタンを押す。これで全方位のどこが見えない(視野が欠けてるor視野が狭い)かわかるわけね。全然覚えてなかったんだけど、なにかデジャブ感が。数年前にもやった気がする。覚えてないってことは問題無かったってことだよね。
だんだん思い出してきた。毎年受診してたのが、よく言えば無口な悪く言えば患者に説明しない眼科医だったんだ。検査はしたものの何のための検査なのか説明を受けた覚えがない。全部1型関連の検査だと思ってた。医者って、問題があれば説明するけど、問題無いと「異常はないですね」の一言でまとめて説明しない傾向にあるよね。たしかに異常がなければ医者の出番はないわけで気持ちはわかるけど、こちら側としてみれば「いまは何がまだ大丈夫なのか」を知っておきたいよね。
今回はきちんと説明された上での検査。結果、視神経に障害が出始めている初期の緑内障と診断されました。長年の強度の近視および加齢によるものらしいです。眼圧は正常な範囲でしたが眼圧が正常でもなるんですって。緑内障についてはここを読んでください。
目の異常ってほとんど自覚症状がないまま進行して、あれ?おかしい、と見え方が変って自分で気がついたときはかなり進行しちゃってるようです。健康診断とか人間ドックとか受けても、目の検査って視力検査くらいしかしないですよね。視力検査で視力以外の異常に気がつくとしたら、きっとかなり進行してからな気がする。
一度失われた神経(視神経)はもう復活しないんだそうです。つまり、治す治療ではなく、これ以上損失されないように現状維持に努めるしかないらしい。幸い、例によっての一病息災。1型のおかげで目の検診を受け、超早期に発見されたようで一安心です。
これ以上悪化しないようにするには目薬をさすことになります。プロスタグランジン(PG)製剤点眼薬ってのを処方されました。正常な眼圧をさらに下げることで視神経の摩滅(?)を抑止できるらしい。
目薬って、私はほとんど使ったことありません。大きな理由は超近視だからです。たぶん同じような近視の人しかわからないと思うけど、目薬の容器の先端が見えちゃうんですよ。さらにそこからニョワーっと出てくる薬液。それを見つつ目を見開いて目に受けるなんて怖くて怖くて。
でもそんなこと言ってられないので覚悟を決めて毎晩さしているんですが、どうしても疑問が。
過去一回も目薬をさしたことがないわけではありません。目が痒いときなど数年に一回家にある目薬を試しにさしたことはあります。いままで見たことのある目薬の容器は薄めの小さなおにぎり型っていうのか、平たい感じ。それを指で摘まんで、とか説明しなくたって誰でもたぶん知ってますよね(笑)
もらった目薬の容器って、そういう平たいのじゃなくて小さな円筒形。つるっとした円筒形なんです。ネットで検索したらジェネリックも含め5つほどありましたけど、どれも大同小異の円筒形。一般薬ではない処方薬の目薬ってほとんど円筒形の容器みたいですね。薬なんだからデザインなんか関係ないってことなんだろうけど。
その円筒形のボディーをこういう風に持てってその小冊子に丁寧に画像付きで説明されてます。でもね。とっても怖い。円筒形のボディーはけっこう固めです。かなり力入れないと目薬が出てこない。説明ではその後ろに当てた人差し指で押して目薬を出すとなってるんですが、それもけっこうな力が要ります。そう簡単にポトっとは出てこない。
さあここで不安が。円筒形のボディー、滑り止めも指が引っかかるようなところもありません。維持はひたすら親指と中指で挟んでるその力だけ。その状態で人差し指でかなりの力を入れて後ろから押すわけです。ボディーを挟んでる力がふと緩んだり、滑ったりしたら、目薬の容器のとんがったところが目に激突しませんか?下手したら失明するかも。怖くない?(笑)って笑うとこじゃないけど。
そんな事故はないんですかね? 日本中で(いや世界中か)たくさんの人がこの形状のボディーの目薬をこの方法でさしてて、まったく事故が起きないのかしら。人間工学的に見ても事故を未然に防ぐ形状や材質ってのは必須ではないんでしょか。
もう一ヶ月近く怖さに耐えながら必死にボディーを強く摘まんで、滑って落ちませんようにと祈りつつ目薬さしてます。4月上旬にまた目医者さんに行くんで、みんなそうなのか聞いてみよう。せめて指で押す底の部分がもう少し柔らかい材質で簡単にポトッと出てくれるような材質にはならないのかしら。
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