宅録始めて間もないころ、一音一音DAWに一生懸命打ち込んでオールディーズ(ポップス)のルート66を歌いました。ジョージマハリスのカバーです。あれからもう三年半過ぎるんですね。早いもんだ。
そのときに「4ビートスイングのルート66もいずれ挑戦してみたいと思います。」と追記したんですが、Band-in-a-Boxをゲットして、そうだこれでやってみようと。
4ビートスイングですから、「ジャズスウィングトリオ」。ベース、ピアノ、ドラムのベタな4ビートスイングを選択してやってみたんですが、いまひとつ乗れない。乗れないから聴き返してもつまらない歌にしかなってない。下手だから(^_^;)
試行錯誤の結果たどりついたのが「ブルースシャッフルカルテット」。ベース、オルガン、ドラム、リズムギター、リゾネートギターのカルテットです。カルテットって書いてあるのになぜか5人組(笑)
あまり納得のいくできではないです。ポップススタイルのに慣れきってるからか、何回やりなおしても気に入らないんだけど、一区切りつけないと次に進めないので、ここらで妥協しときます。とくに誰かのコピーってわけじゃなくて、イメージで適当にやってます。当初はチャックベリー的な何かを頭に浮かべてたんだけど、そのうち全然別物に。
コード進行は典型的な12小節のブルースコードです。「G G G G7 C C G GD C G G7」ってなやつね。サビもメインも延々とその12小節を繰り返してます。前回のポップスもそのままですが、今回もジャズらしい装飾は一切使わずに素直にそのまんま配置してBand-in-a-Boxにお任せしてできたのがこの伴奏です。
以前のポップスのもこっちに載せときます。いま聞いてみて、「おお、自分頑張ったな」と。自分で言うのもアレですけど、ポップススタイルの方が似合ってるんだと思う。
でもまあ、もう年々進化するんじゃなく、年々退化していく歳ですからね。いまより3年前のほうが元気ありそう。でも、いまもまだまだ踏ん張れてる気がするし、もう少し先までだいじょぶかなとも思います(笑)
何回も聴き比べてみました。それぞれ面白いです。
旧盤はエナジェティック、新盤はテクニック。やはり前の方が迫力があって聞き応えがあります。
旧盤を聴いて改めて驚くのは「伴奏」のすごいこと。特にドラムが効いている。よくもまぁ、ここまで創ったものです。
スィングだとやはり軽く流すという調子になるでしょうから、新盤はこれで良いのだと思いますよ。歌い手本人は理想があるでしようから、不満が残るでしょうけど外野が聴く分にはOK!OK!です。(^o^)
それにしても同一歌手の「スタイル変更」は面白い。
同じサ-モンにソイソ-スしたもの、オリ-ブオイルをかけたもの・・のような「同じ味で同じ味ではない」風味の感触です。