ブログネタにしたつもりだったのですが、すっかり忘れていたようです。昨年秋から年末にかけての話しです。
私は凝り性なので仕事や遊びに関係なく、はまると徹底的にはまります。昔は何かにはまると、まずは入門書購入。そして情報雑誌の定期購読。実践しつつ、より詳しい書籍の購入と進み、見渡す限り本の山という状態になった物ですが、いまは良い時代でほとんどの部分はネットでわかってしまいます。ペーパーレス極めたりの心境(笑)
1型を発症してまる8年。当然調べまくってます。1型糖尿病に関してはかなり詳しくなりました。でも1型糖尿病のことなら、いま知られていることはもうなんでも知ってる、わかってると思ってましたが、そうじゃなかったです。インスリンと骨密度って密接に関係してるんですね。
昨年秋の定期診察のときに主治医がカルテをひっくり返しながら言いました。ちなみに、私は40代半ばまでほぼ医者知らずの体であり、バセドウ病発症以降ずっと同じ病院なのでカルテはここにあるものですべてです。かなり分厚いバインダーになってるけど、これ見れば私の病歴と経過がすべてわかる(笑)
ああ、さらにちなみにですが、大きな病院だとよく主治医って変更になりますよね。私はなぜかそうじゃないんです。バセドウ病発症のときの主治医は一年足らずでいなくなりましたが、いまのドクターになってもう20年くらいずっと同じドクターです。いくつもの診療科を受診して、それぞれすぐに医者がかわりましたけど、分泌内科だけずっと同じドクター。
医者『なかのさん、前回骨密度調べたのはいつでしたっけ』
私『え? 骨密度なんて一回も調べてませんけど?』
医者『え?って、え?』..カルテをめくり、パソコンの画面をアレコレ見てから..『じゃあ骨密度検査しますので日程を..』
ということで調べたのであります。骨密度は加齢とともに悪化していくのは知ってました。女性の場合、更年期などでも骨密度が減っていくなんてのも知識としては知ってました。でも1型糖尿病と関係してるなんて知りませんでした。
後日、腰と股関節と足首を検査した結果を見ながらのお医者様。
『腰..ギリギリセーフだけどちょっと危ない』
『股関節..ああ、もう危険信号ですね』
『足首..もう骨粗鬆症と言うしかない段階です』
待ってよ、待って。聞いてないです。加齢以外に骨密度が悪くなるの?1型糖尿病で骨密度がどうとかって、検索しまくっても出てなかったですけど...
帰宅してから検索しなおしました。そうなんだって。骨密度を維持するにはインスリンが必要なんだそうです。血糖値を高め安定(合併症には関係ない程度の高め)にすると骨密度維持にまでインスリンが行き渡らなくなるかもしれないんだって。だからといって血糖値を低めに保つと低血糖での脳細胞破壊が怖い。インスリンを「血糖値消化以外に余らせる手段なんてない」ようです。
じゃあ、どうすれば?
ドクター曰く、『普通なら牛乳飲めと言うんですが』と。ダメなんです。私、乳製品大好きで牛乳とかチーズとか大好きなんですけど、牛乳は計算以上に血糖値が上がります。鬼門って言ってもいいくらい相性が悪い(私の場合ですよ)。しかも乳製品は大腸ガンへの影響が、とか言われ、チーズなども極力避けてました。ポリープ怖いし。
カルシウムの多い食品って、炭水化物が多い食品がけっこう多いです。もちろんそうじゃないのもありますが、カルシウムだけを目的に食品を選べないんでめんどうです。
あちら立てればこちらが立たずの典型みたいな感じがします。
それと、メタボ体型の人は骨密度維持に有利なんだそうです。骨に負担がかかるから。あとはとにかく歩け、日に当たれと。今年に入ってからの「夫婦Deお散歩」は、実はそういう背景もあるのでありました(笑)
薬はカルシウム剤ではなく、「ワークミン(ビタミンD3の補給剤)」を処方され、一日一錠飲んでます。一年くらい続けて、また検査して様子を見ましょうと言われてます。でも、骨密度って、いったん薄くなった物は復活しないんですってね。なんとかこれ以上悪化しないように維持するしかないようです。
腰も股関節も足首も、自分では全然違和感ないです。一応、転んだりしないように気をつけて散歩してます。ってか、歩いてるときにそんなこと意識してないってのが本音かな。そんなおっかなびっくり歩いたら散歩になりませんって。
次回、秋くらいかな。骨密度検査がちょっと楽しみです。より悪くはなってないはず。
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