いや、驚きました。オスカーピーターソンのアルバム(LP)が7枚分。CD4枚におさまって、なんと1190円ですよ。
私がジャズにはまったのは、18歳くらいでしょうか、友人の家でオスカーピーターソンを聴かされたときに、愕然としてはまりました。ベースはレイブラウン。アルバム名は忘れた(^_^;) そのLPは私も買いましたし、結局複数枚持ってるんですが、ジャズ系列は開けにくいほうのレコードケースにしまっちゃったのでいまは探し出す気力がありません。
それまで私のジャンルにジャズはありませんでした。ナットキングコールはジャズとは思わず聴いてたし、そうか、ボーカルはジャンルとしてはジャズに入るのも好きで聴いてたっけ。こういうインスト系は食わず嫌いだっただけかも。
アマゾンからお薦めメールが来て飛びついちゃいました。4枚で全51曲、4.4時間です。収録アルバムは「My Fairy Lady」「Ben Webster Meets」「Fiorellio!」「The Sound of the Trio」「West Side Story」「Very Tall」「Night Train」の7枚分。ベスト盤じゃなくて、各アルバム全曲入ってる。
最初に届いたCD。二枚目の最後の曲が途中で再生できなくなっちゃう不具合がありました。そこでCDがカラカラと空回りしちゃって終わらない。さてどうしたもんか、安いし、一曲だけだからあきらめるかな。と思ったんですが、アマゾンのポリシー見たら不具合があったら交換してくれるってなってたから、返品と交換申し込み。実に簡単なのね。昨日返品(交換)を申し込んだ段階で即発送の手配になって翌日(今日)、もう届きました。早い(笑)
「ナヌ?OPのCDが4枚で1190円ダト・・」
思わず冗談訛りになってしまいますね(^_^;)
さっそくかわなきゃ・・幸い購入ボタン(本当はなんて言うのだろう)があるので申し込み。
直ぐに届きました。価格からは想像できないしっかりしたケ-スに入っている。CD本体もきれい。それにしても安い。
直ぐに試聴、一昨日1枚、昨日1枚・・と2枚聴いたところでこれを書いています。ピアノ・トリオだと全体の音量があまり大きくないので原音大で聴ける。アップライトのピアノの音量に合わせた程度で試聴、勿論録音はグランドピアノですからもっと大きい音ですが・・・。
録音は文句なし。いい音です。1枚目はベ-スがやや遠いい感じですが2枚目はバツチリ入っている。特にライブ会場の録音は空間の空気感まで解る。
何か足りない感じがする。そうだブランディの香りが欲しい。
アチラのギャング映画で見るあの「噎せ返るような雰囲気」です。貧乏暮らしで、あいにく手持ちがない。超安物でも買ってくるか。(*^_^*)
それにしても安いですね。その昔買ったボックスものはどれも1枚2千500円ぐらいで8枚組み2万円なんてザラだったです。戦前のジャズなんてものは発売実数が少ないから仕方ないと思ってますが。
DVDもバカ安ですね。フィルムの時代は2時間近いものだと8㎜で30万円前後、16㎜だと300-400万円したのですから。それも酷いピントのプリントでした。それが今や素晴らしい解像力の画と5.1chの録音で2000円前後。
旧い作品(戦前の名作など)を500円前後で買っていますが先日閉店する店で1枚70円で「パリの屋根の下」やキャグニ-のギャング映画の名作「民衆の敵」など5枚買いました。
いい時代まで生き延びたと思います。CDやDVDがなければ戦前のジャズや映画を見ることはできなかったでしょう。
そうそう、少し前にサイレント時代の「ベンハ-」を見つけました。驚いたことに戦車競争のシ-ンはシネスコ版とほどんと同じです。1925年の作品の助監督をしていたワイラ-がふたたび1959年に監督したのですから理由は頷けます。
徒然なるままに・・・長くなりました。失礼。