昨年12月に買ったサイレントギター。もう8ヶ月も弦を換えてません。アコギのときは長くても2ヶ月、早いときは一ヶ月くらいで交換してたのに、サイレントギターって生音は全然意識しないんで、錆びてさえこなければあまり気になりません。
でも6月にいくらなんでもそろそろ換えたほうがいいなと弦を買いました。アコギ時代はワンセット500円もしない弦だったんですが、半年に一回ならもうちょっと高いやつでもいいかと奮発してワンセット1300円もする弦を買っちゃいました。
で、6月は梅雨なんで、どうせ錆びるだろうから梅雨開けたら張り替えようと思ったまま、あっという間に8月も終わりそう。
宅録熱も再開しつつあったんで、思い切って昨日交換しました。ブログネタってことで画像なんかつけて手順も書いておきます。たまにはそういうのもアップしないとね(笑)
(1)普通はこのように三本残して三本を張り替えてから残り三本を張り替えるんですが、
(2)エレアコのサドルの下に仕込まれてる「ピエゾマイク」ってのがどんな風なのか見てみたくなって、六本全部外し、サドルも外してみました。見ても別にどうってことなかった(^_^;)
サイレントギターはブリッジ側をエンドピンで押さえるんではなく、ガット弦のギターみたいな構造になってます。スチール弦は端に輪っかがついてるので、ここをくぐらせるだけです。エンドピンで押さえるやつの場合サウンドホールから手を突っ込んで、端の輪っかがうまくおさまるように手で押さえながらエンドピンをきっちり差し込む手間がありますが、これならその手間はありません。
(3)まずはこうやってまっすぐ差し込み、弦を引っ張ってから、1フレット分くらい戻します。
(5)そのまま弦の下を通して外側に。なお、巻く分として1フレット分(1フレット分で不安なら1.5フレット分くらいかな)戻してますので写真のように弦が浮きますが、これがけっこうやっかいになるので、三フレットくらいにカポをはめてたるみをブリッジ側に逃がしたほうがやりやすいです。
(7)続き。この段階でかなり力を入れてしっかりと引っ張ります。縛り上げる感じです。
(8)最初の一巻きだけ弦が重なりますが、あとは重ならないように注意してクルクルと巻きます。左側の赤いのはペグ回し。数百円の安物ですが、これで十分です。これがないと弦の張り直しはペグ回しの指先が痛くなってマジ苦痛です(笑)
巻いたら、余った部分をペチっとニッパで切ります。一本ずつ端処理していかないと怖いです。
なお、6弦、5弦、4弦と張ったら、なんとなく3弦、2弦、1弦と進みたくなりますけど、654の次は123と張ります。つまりネックに近い方から張らないと、内側に曲げて下を通し、しっかりと引っ張るという作業が難しくなります。
さて、落ちです。
というわけで無事に六本張り替え、やれやれこれでしばらくだいじょぶだなとチューニング。手触りでいつものテンションくらいにして弾いてみたらなんか変。音が高いです。
チューナー当ててきちんとチューニングしたら、テンションゆるゆるだし、ゆるゆるな分だけ音も変。弦高がぎりぎりだったので、張りが緩くなったら逆反りというか、弦の張りでネックが反らなくなったからなのか。2とか3の低フレットに弦が触って音がびびりまくります。まともに弾けません。
買ったのはこれ(;_;) あらためてよく見たらエレキ用の弦でした。アコギ弦は「ライト」だと1弦0.12~6弦0.53くらいが普通です。1弦0.10だとエクストラライトクラスでしょうか。やっちまったなあぁ!です。いつもと違う高めの弦を買ったんで、間違えてしまいました。「ライト」ってのだけ見て買っちゃったんですね。650mmフルスケールのアコギならエクストラライト替わりに使えるかもしれない。私のサイレントギターは610mmだからテンション低すぎてダメです。エレキギターも普通は610mmだから似たようなもんだと思うけど、「ギター」とはいっても違うものなんですねぇと実感しました。
アジャストロッドを反時計方向に回して少しマシになったものの、まだびびる。次回の宅録までにはちゃんとした弦に張り替えないとダメそうです。もったいないことをしてしまいました。お金も張り替えの手間も。