ロスインディオスタバハラス(LOS INDIOS TABAJARAS)

ロスインディオスタバハラス
 この兄弟のギターサウンドはとっても和みます。サスティーンの効いた甘い音色。ウチにはこんなベスト盤しかなかった。それにしてもLPサイズって、横幅がわずかにA3より大きいです。もう5ミリくらい小さければなんとかはみ出ずスキャンできるんですけど。上下左右のどこかをあきらめないといけない。A3が297ミリで、LPは円盤の直径が30cmなんだから仕方ないんだけどね。

 ある程度以上の年代層(50代くらいまでかな?)には聞き覚えのあるサウンドだと思います。とくにスターダスト。シャボン玉ホリデーのエンディング、ピーナッツとハナ肇のエンディングートークのバックに流れてました。シルエットは犬塚弘だった気がするけど、サウンドはロスインディオスタバハラスでした。

 でもスターダストは彼らとしてはヒット曲ではないんですよね。アルバム収録曲の一つってだけで、最大のヒット曲はマリアエレナです。それと元々はクラシックギターの人たちですね。ピアノ曲を左手と右手分をそれぞれ二人で担当して超絶技巧な曲を弾くというのも有名です。

 この人達の音の秘密はギターにあるってのは検索すればいっぱい出てきます。あのサスティーン(音の伸び)は録音効果とか電子楽器のような各種エフェクトではなく、生音だそうで、ギターの内部に金属の共鳴板が入ってるとか。さらに普通より深いビブラート(音の揺れ)とかグイーンと音が上がるチョーキングなど。普通のギターではありえない音なんですけど、あれも生音で、普通よりフレットが高いんだそうです。普通の音は弦を軽く押さえて音程をキープ、強く押さえればフレットの隙間に入って弦が伸びるわけで音が上がる仕掛けだそうです。言うのは簡単だけど、それを使い分けて演奏するってすごいことですね。

 とまあ、そんな感じで説明はあるんですけど、どうしても解けない疑問点が一つ。誰かコメントで教えてくれたりしないかしら(笑)

 それはですね。彼らは立って演奏してますけど、どうやってギターを持ってるの?ってこと。普通はストラップを肩にとおします。エレキでもアコギでも。クラシックギターみたいにエンドピン(ギターのお尻側にあるストラップ用のピン)がないときは、クビにネックレス上にかけてからギターの下を通ってオモテからぐるっと回してサウンドホールに引っかけます。見ればサウンドホール(穴ね)から下に向かってストラップが見えるのですぐわかります。

 ロスインディオスにはどちらもないんです。演奏中の動画(ショパンのワルツ)を入れてあります。見ればわかりますけど、支えが何もないように見えます。体にくっつけてあるのかと思いましたが、演奏終了後に体から離すところがちらっと見えますのでくっついてるわけではなさそう。ということは腕だけで支えてる? 上のジャケット写真だと右側の弟さんのギター下部になんか白いのがついてるけど、あれはなんなんだろ。まさか、L字型の板を胸につけて支えてるとか? でも動画にはそういうのはないんだよね。

『ロスインディオスタバハラス(LOS INDIOS TABAJARAS)』へのコメント

  1. 名前:Mashitoshi 投稿日:2010/09/08(水) 23:10:33 ID:8c426da33 返信

    こんばんは
    古い記事にすみません。
    じつはだいぶ前にネットサーフィン中、このページを見つけていたのです。(^^)
    私もタバハラスのストラップはずっと疑問でした。
    ショパンのワルツの最後で、ナタリシオ(リードギター)のほうが、ギターをちょっと持ち上げてから後ろへ動かしていますね。
    ということは、たぶんネックの付け根か裏側にフックか何かがあり、コスチュームのひもなどにひっかけているんじゃないでしょうか?
    それにしても、ショパンなどを立った姿勢で弾くなんて、ちょっと信じられませんね。
    途中ミスっている部分もありますから、「弾き真似」ではないはずです。

    • 名前:なかの 投稿日:2010/09/09(木) 15:51:30 ID:1b74e7645 返信

       よかった(笑) 不思議に思ってるのは私だけじゃなかったんですね。

       自分でも試して見ました。普通に抱えて右腕でギターを強く押さえると、ただ持って立ってるだけなら可能です。弦も一応弾けないことはない。一瞬ですけどね。でも左手が動かせないです。たぶん鍛えて右腕の押さえる力はどうにかなっても、安定して左手を自由自在に指板上を移動させるのは無理だと思いました。

       動画の最後で「ギターをちょっと持ち上げてから」というのが答えでしょうね。何も引っかけてないならストンと下に動かすはず。あの動作は引っかけているものを外す動作としか思えません。

  2. 名前:オ-ルド爺さん 投稿日:2010/09/18(土) 16:09:22 ID:da52709da 返信

    なかのさんのLPの話に刺激されて古いものを聴いてみようと思い立ちウン十年ぶりにタバハラスを聴きました。するとそのあとタバの話が載りました。あの不思議なサスティンヤビブラ-ト、ホ-ルディングの3不思議が解りましたので、また今日聴いてみました。LPは昭和41年に買った物で、その年タバは来日しテレビで特集番組を見たのですが、ギタ-は普通のものにみえて、あの延びる音の正体は不明でした。しかし、金属のレフ板をつかっているとしたら金物臭い音は全くしませんね。やはり不思議です。

  3. 名前:オ-ルド爺さん 投稿日:2010/09/18(土) 16:23:05 ID:da52709da 返信

    金物臭い話のつづき。
    大昔、ギタ-アンプが無かった時代。ハワィアンギタ-の音が小さいので金属のレフ板を使って反射音を大きくするものがあったと云います。
    たしかナショナルというアメリカ製品だったか(記憶曖昧)
    しかし、音が人工的で好まない人も多かったとききます。ウッドにくらべれば当然だと思います。だけどタバのト-ンは完全にウッディなサウンドです。しかも音が減衰しないでヌ-っと継続する。ほんとに不思議。

    • 名前:なかの 投稿日:2010/09/18(土) 20:20:49 ID:46a9595e8 返信

       完全にウッドだけの音ではないような気もします。ガット弦(ナイロン弦)のサウンドにしては若干トーンが固い感じがしないでもない。でも、今風にいうところの「エフェクト」まではいかなくても、録音で多少は味付けしてるのかもしれませんね。

       ここにコメントもいただいている Mashitoshi さんのロスインディオスタバハラスの解説がとてもわかりやすくかつ面白いです。

  4. 名前:オ-ルド爺さん 投稿日:2010/09/19(日) 16:51:02 ID:aefc2ac90 返信

    ご案内のタバハラス大辞典、驚きました。世の中には詳しい方がいるものですね。ギタ-の話も実にくわしい。それにしてもタバハラスという族名は無いなんて、どうやって調べたのでしょうか。解説のなかにはタバハラス族の酋長の息子だなんて書いてあるものもあります。わたしが持っているレコ-ドの解説者もギタ-のことは何も知らない「ふし」がみえます。よいサイトを教えて戴きました。

  5. 名前:Mashitoshi 投稿日:2010/09/19(日) 17:03:07 ID:f149be9e0 返信

    タバハラスのギターの音ですが、58年発売のマリア・エレーナなどが収録されたsweet and savage は、たぶん普通のガットギターにルームエコー(スタジオに据え付けられている、反響室に音をいれそれをマイクで拾ってミックスする)だと思います。
    それ以後のオールウェイス・イン・マイハートやアマポーラなどを演奏したアルバムは、リゾネイターのDel Vecchioだと思います。
    こちらは、それほどリヴァーブ(エコー)をかけなくても、さすテインが長く、音もマリアエレーナやスターダストとは全然違いますね。
    日本で66年に出たクラシックアルバム「花のワルツ」は、また普通のギターに戻っています。
    66年に来日したときの写真を見ると、普通のガットギターしかありません。
    音も、普通のギターにリヴァーブをかけたサウンドになっています。
    そのころ、日本で録音した「日本のメロディー」は、普通のギターで、リヴァーブをかけた音になっています。
    70年代には、さらにいろんなギターを弾いています。
    72年ごろのクラシックアルバムは、DelVecchioより少しマイルドな音のリゾネイターです。
    77年ごろ、日本で録音したアルバムでは、YAMAHAに作らせたギターを使っています。
    こちらは普通のギターの音でした。

    • 名前:なかの 投稿日:2010/09/19(日) 22:31:41 ID:a2bca4225 返信

      Mashitoshiさん、解説ありがとうございました。納得です。いろいろと混ざってると。普通に聞いている彼らの曲はリヴァーブがかかってるほうが多そうですね。