酒の肴、その2

 カロリーを気にしないでいい「野菜主体の肴」。幸いなことに私は大根が好き。でも、大根を煮ちゃう系のはあんまり好きじゃないんだよね。もちろん嫌いってことではなくて、わざわざ煮るのを選択して注文出すほど好きじゃないって意味。

 例によって話がちょっと逸れるけど、大根って「ふろふき大根」にしろ「おでん」にしろ、煮ちゃうと辛みが飛んじゃって甘さが出てくるでしょ。あれが好きじゃない。野菜の旨みは好きだけど、野菜の甘みってあんまり好きじゃないんです。大根に限らないですね。キャベツも大好きなんだけど、ロールキャベツはNG、タマネギも味噌汁に入れたらダメ。白菜も漬け物(含むキムチ)は大好きだけど、鍋に入れた白菜は嫌い。

 熱を通したらダメってことじゃなくて、焼くのはいい。どっちも同じだって言われそうだけど、違うんです。わかる人はきっとわかってくれる。煮込むのがダメ。オニオングラタンは許せる範囲。あれは煮るっていうか焼くんだよね。グラタンなんだから。思い出した。初めてオニオングラタンっての食べた(見た)のはもう20歳過ぎてからだった。乳製品大好きな私は当然グラタンが好きでね。とあるレストランのメニューで「オニオングラタン」てのを見つけ、これはどんなグラタンなんだろうとわくわくして注文したのです。出てきた料理を見たときの落胆感はたぶん一生忘れない。

 煮ると甘みが出る野菜は生か焼く(炒める)か。

 大根を焼いたり炒めたりするのって聞いたことないから、煮ないとするとやっぱり生しかないね。でも刺身のつまになってる極細の大根はあまり食べないです。あれを美味しく食べるのって難しくないですか? そのままじゃ辛いだけだし、刺身をつける醤油に「ちょびっと」つけるだけでも、細さ故にたっぷり醤油がついちゃってしょっぱくなりすぎるし。スパゲティでいうならエンゼルヘアーか。作る側で味付けして出さないとダメな細さだと思う。刺身のつまに大根を添えるって発想を変えてみたらいいのに。

 千切りよりもう少し太く、拍子木って切り方よりは細い。あえていうなら900本切り(そういう言い方はないだろうけど)程度に切った大根をタッパにいれて、味の素と醤油をかけ、鷹の爪の輪切りをいれてカクテル作るみたいにガシャガシャと振ってよく混ぜたのが美味しい。十二分に酒の肴になります。カロリーはほとんどなしだね。

 もう一つ、同じように切った大根に塩を少しと、魚系の顆粒状のダシの素、鷹の爪の輪切りを混ぜたのも美味しいです。これに、薄切り生ハムの一枚を小さく切って混ぜると、もう絶品。大根の生ハムサラダ、だね。酒の肴だけど。

 季節的にもう少ししたらキャベツかな。大根の代わりにキャベツの千切りで同じようにしても美味しい。サラダとして食べるんじゃないです。これもあくまでも酒の肴。

 あと、生姜とか茄子とかミョウガとか。酒の肴になる野菜はたくさんあります。生姜だって、すり下ろして薬味にするだけじゃなく、それ自身が肴になります。

 ここまで書いてきて突然思った。もしかしてこういうのって肴とは言わない? ツマミって言うんじゃないか?って。肴とツマミとどう違うんだろ。調べたけどよくわかんない。箸を使わないのが文字通り「つまみ」でいいのかも。登記用語で言えば「物置と倉庫」「作業所と工場」みたいなものか。用途と規模で微妙に違うものって解釈で良さそうだね。


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