検査一覧

不整脈のその後

 ゴールデンウィーク直前に心臓カテーテル検査を受けまして、その場でのアブレーション(焼杓)ができず、当面は薬を服用しつつ定期的に診察を受けて様子を見ることになったのですが。

 その薬、「メインテート」なるものが主に高血圧治療に使われる、つまり血圧を下げる薬なんですね。心臓を休める=血圧を下げることらしい。
メインテートの説明

 その説明だと糖尿病云々とありますが、私はそこらは関係ありません。そこでいうところの糖尿病とは2型糖尿病のことです。

 それはともかく、この薬、よく効きます。心臓のドキドキ感はほとんどなくなりました。なんだかとても楽です。

 が、しかし(笑) なんどか書きましたが私は低血圧なんです。なんかの拍子で上が60くらいまで落ちると数時間動けなくなることもあるくらいの低血圧。まあ、そこまでは滅多に下がりませんけどね。上80くらいまでなら普通に動けます(ちとだるさは感じるけど)。70まで下がると、動けはしますけど、やばいって気になってきます。

血圧グラフ低血圧の人が血圧下げる薬飲むとどうなるか。心臓カテーテル検査を受けることに決まった4月中旬から血圧を記録してありますのでみてください。メインテートは4月29日から服用を始めてます。


 グラフ部分の140と90にラインがあるのは、「上と下がその範囲に収まっていれば正常」という意味です。普通は「血圧の管理」といったら高血圧のことしか考えないです。

 グラフを見れば一目瞭然。薬を飲む前と飲んでる最中と上下で10は違います。脈もかなり遅くなる。数値は平均値しか出てませんけど、5月中の「上の最低記録」は75で「下の最低記録」は42です。脈も普段は70前後だったのが、50~60くらいに落ちてます。

 あまりにも低すぎるので6月7日の診察で、この薬はやめることになりました。8日から服用してません。グラフでもその日を境に上下が上がってます。血圧は良いんですが、脈拍数も少し上がり気味かつ動悸も再び気になるようになってしまいました。ということは、不整脈の心配も出てくるってことかもしれないのが気になります。

 薬の影響が切れるのに10日くらいかかるってことで、影響が切れた頃の21日からまた24時間心電計「ホルター」ってのをやることになってます。数値には出てこなくても影響が切れるにはそれなりの日数かかるのかも知れないですね。

 この暑さの中、ホルター心電計取り付けて電極は汗で剥がれたりしないんだろうか。それと汗でかゆくなったりしたらイヤ。どうなるんだろか。それがいまから気になってます。


心臓カテーテル検査報告:その1

 さてさて。行ってきました、カテーテル検査。「心臓カテーテル」の続きです。

 時代の進歩はすごいです。10年ほど前に副腎摘出をしたときにも摘出手術前の事前検査で同じように足の付け根に切れ目を入れ、カテーテルを血管内に通して副腎から直接採血する検査をしました。あのときも、部分麻酔のおかげで検査自体に痛みがないのは今回と同じとして、カテーテルが血管中をモゾモゾと動いていく感じはしました。いまお腹のとこくらいを通ってるな、ってわかる程度に感じた。

 血管自体には痛点はないから感じないんだろうけど、血管の壁を通して、なんとなく「もぞもぞ」した感じがあった気がするんです。違うかな。足の付け根を通っていく感じがしただけだったかもしれない。

 今回の心臓カテーテルは、そういう感覚はまったくなしでした。カテーテル検査の件だけを純粋に書くと数行で終わってしまうくらいのあっけないもの。もちろん時間はかかってますけどね。検査よりもそのその前後(直前と、検査後数時間)のほうがインパクト強いです。マジで泣きそうなくらいに(笑)

 そこらの話は長くなりそうなので、とりあえずメインエベントのカテーテル検査の感想と、その結果を先に。

 ではカテーテル入れます、って言われ、いつかないつかなと身構えてたら突然不整脈が始まって、あら、いつのまにか心臓まで来てたのね、と。今回の検査では心臓の内側から電気信号をあてていろいろなパターンの不整脈を起こし、事前にデータの取れてる私の不整脈が起きたときの心電図と同じパターンのを見つけることから始まります。心臓カテーテルって内視鏡じゃないんだね。血管の中が見えるんだと思ったらそうじゃないみたい。胃カメラとか大腸カメラみたいに「食道などの太い管を通していく」ならともかく、いくら静脈は太いといっても内視鏡を先端につけたケーブルを引き回すほどの太さはないんだろうし、万が一の傷の危険を考えたらとてもそんなことはできないんだろうと思う。

 レントゲンで撮しながら、迷路のような血管の中を糸みたいな細い「カテーテル」を通していくらしい。その細いカテーテルの中にもっと細い電線が入っていて、目的のとこまできたら、心臓の内壁に密着するかしないかの距離から電気信号を送って心臓を痙攣させるわけです。ちなみに、人間の体って基本は電気で動いているんですね。自分としては雑学的な新知識で驚きました。心臓って電気信号でリズムを整えているんだそうで、その電極にあたるところが「洞房結節」というらしいですが、それと似たような「結節」が複数できちゃってたり、電気の流れが途中でショートしてたりすると不整脈になるんだそうな。

 その「余計な電極」を目で見て判断するには昔どおり開胸して切り開かないと見えなくて、心臓カテーテルってのは、本来は一箇所しかない「洞房結節」類似な電極ができていそうなところやショートしてそうなところを「わざと電気を流して痙攣させることで」見つけ出し、見つけたらカテーテル内の電線を電気を流すものから高周波を流すモノに取り替えてそこを焼いてつぶしちゃおうって技術らしい。カテーテルアブレーションっていうんだって。詳しくは検索でもして調べてね。

 見つけるための検査に二時間、見つけた場所を線を取り替えて焼く(焼杓とかって難しい言葉になってた。なんで医学用語とか法律用語って難しい言葉を使うんだろうね。そのほうが重みがあってありがたみが増すとでも思ってるんだろうか)のに一時間なのかな。計三時間前後の予定でした。

 どこに余分な結節があるかで、不整脈のパターンが変わるらしい。不整脈を発生させては「こういう感じですか?」と訊かれます。データにぴったり当てはまれば訊いてこないんでしょうけど、一致しないんで何度もおこしては訊いてきました。どれも私が体感してる不整脈の感じと一致しないし、救急外来に駆け込んだときに記録されたデータパターンと一致するものが見つからず、2時間の検査だけでカテーテルを抜いて終わりになりました。

 普段悩まされてる不整脈と、ここ数ヶ月のおかしな不整脈とは違うようです。最近起きてた不整脈はどうも季節の変わり目によるストレスとか、甲状腺や副腎、はたまたすい臓関連からくるストレスの積み重なった結果から来たもの(かもしれない)ということになり、長年悩んでる不整脈は「今回のカテーテルアブレーションで治せるものとは種類が違う、心房細動(かもしれない)」となりました。心房細動となると両極端に別れるらしいです。悪性の方の代表例は長嶋茂雄氏の脳梗塞。あれが心房細動の最悪のパターンみたい。良性だと、たとえていえば横隔膜が痙攣するとシャックリになるように、単純に心臓が痙攣してシャックリみたいになってるだけで、命に別状はないんだとか。数秒くらいのは誰でも起きるし、数分から数時間は止まらないこともよくあるらしい。実際に今回のカテーテルでの刺激の最後に「これ」をおこさせたのですが、13時に検査が終わったあと、翌朝8時まで19時間も不整脈が続くという結果に。電気信号の方の不整脈は人工的に起こしてもその電気を止めると毎回ぴたっと止まってました。

 まあ、病院だし、安心して19時間も不整脈のままでいたら、これはこれでけっこうな自信につながりました。慣れちゃえば平気なもんなんだなって。家でだと2時間も不整脈が治まらなかったらもう不安の嵐なんですけどね。今後はたぶん余裕でいられるだろうと思います。さすがに外出先でなったら不安だけどね。

 心房細動も「カテーテルアブレーション」ができるんだけども、その方法が今回よりもう少し大がかりで別物なのと、危険度がかなり上がるので、悪性じゃなければしないほうがいいらしく、今後はしばらく通院して診察を受けつつ、服薬で様子を見ることになりました。念のためってやつです。何か見逃してたら自分も医者も困りますからね。車検受けた帰りにブレーキが故障したらどうなるか、ってのと同じです(笑)

 検査を挟んでの前後の「聞くも涙、語るも涙」な出来事はまたあらためて書きます。まずはご報告まで。

「心臓カテーテル検査報告:その2」に続く


心臓カテーテル

 このところ不整脈がかなりひどいときがあり、この一ヶ月いろいろと検査してきたんですが、最終的に心臓カテーテル検査をすることになりました。これは範疇としては手術ではないんですよね、一応「検査」に属するものらしい。昨日は造影剤を点滴してのCTをやってきました。CTとかMRIとかは検査としては痛くもかゆくもなく、じっと横たわってるだけなんで楽です。ただ、私の場合採血や点滴が伴うとその段階がめんどうです。昨日も点滴針は二回目でやっと入りました。前に「恐怖の採血」で写真載せたけど点滴針ってチューブなんですよね、一発で決まらないとかなり痛いです。二回目なら許容範囲だな。

 不整脈を起こすようになったのはお医者様的には「原因はわからない」んだそうですが、自分的にはアレやコレが影響してるんだろうな~と思い当たる節はあります。私、40代で甲状腺機能亢進症を発症してます。で、10年前に副腎を一つ摘出。人が生きていくために重要で必須な内分泌器系ホルモンのうち二種が正常ではなく、副腎を摘出したころから低血圧が顕著になってきました。そして、その二種がおかしかったからなのか自己免疫ってやつで「すい臓(ランゲルハンス島)」が壊れ、インスリンが出ない体になってます。つまり「1型糖尿病」です。糖尿病というと生活習慣病を思い浮かべる人はほとんどだと思いますが、それは「2型」です。結果として血糖値が高いのは同じですけど、中身はまったく違うものです。2型はそれ自体では死にませんが、1型糖尿病はインスリン(+食物)を体に入れないと24~48時間後に死にます。つまり翌日に死刑執行を言い渡されている死刑囚みたいなもの。インスリンをうつと死刑が一日延期されます。毎日三回それをします。「漂流して三日目に救出」とか「地震でがれきの下に二日」なんてのは私には絶対にない。なんらかの事情でインスリンが入手不可、あるいはインスリン注射ができない事態になったら、そこで私の人生終わりです。怖い話ですけど、実は、言うほどには心配してないし気にしてません。インスリンが入手不可能になる心配は杞憂と言ってもいいくらいらしいし、地震などで生き残るかどうかもそれ自体運だしね。1型糖尿病に関しては後日もう少し詳しく書くことにします。

 と、まあ、そういうわけで体のバランスがいろいろとおかしいんですから、不整脈が出ても不思議じゃないんじゃないかなと思ってます。1型糖尿病は気にしないようにしてるんですけど、心臓は怖いです。なにがどうであろうと心臓が止まったらおしまいなんですから。

 心臓カテーテル検査ってのは足の付け根に切れ目を入れてカテーテルを心臓まで送り込んで心臓を内側から内視鏡で観察。おかしなとこがあったらその場で電磁的におかしいとこを焼くんだとか。話だけ聞くとなんか怖いです。が、例外的な事故を除けばとくに怖いモノではないらしい。たとえて言えば「飛行機に乗るくらいには安全」「だけど一度事故ったら死ぬ確率は高い」みたいな。

 検査に要する時間は三時間程度。局部麻酔で足の付け根に切れ目を入れてカテーテルを入れるんだけど、それは以前経験してます。副腎摘出んときに事前検査で副腎直接採血ってのをカテーテル入れてやりました。そのときは90分だったかな。副腎は二つありますから(摘出する前だからね)片方に30分やって、30分休んでからもう片方に30分だったような。終わってから絶対安静(ぴくりとも動いちゃいけない)が三時間。それほどつらいものではなかったです。イヤだったのは局部麻酔なんで検査中の90分、ずっと医師達の話し声が聞こえてくることくらい。物音とかね。心電計のピコンピコンの音も気になった。時間の経過がわからないから、あとどのくらいなんだろうってのもすごく気になる。計4時間半くらいなんで、朝から飲食無しで昼過ぎからの検査だった。

 それが今度は三時間。さらに検査後の絶対安静が6時間だって。カテーテル入れる場所から心臓まで距離長いしね。どうしても時間かかるようです。朝入院して翌日検査、その後もう一日入院の計三日間。状況によってはさらにもう一日入院で四日間だそうです。

 三時間仰向けになって身動きできないと腰も痛くなりそうで不安です。いまのところ腰はおかしくないんで、一時間くらいなら自信あるけど三時間はどうだろか。さらにその後6時間動けない(手足を動かすのも寝返りも不可)のは耐えられるんでしょうかね。耐えるしかないんだけどね。

 局部麻酔で検査に三時間ってのも「うげー」なんだけど、もっともっとイヤなのが、最低でも計9時間は身動きできないので、尿道パイプを入れるらしいこと。それがいや。全身麻酔のときは「入れるときは知らない間」だったからいいけど、抜くとき痛かったし、それを麻酔無しで入れるなんて。想像しただけでウツになりそうです。

 あ、入院は4月26日朝の予定です。

心臓カテーテル検査報告:その1」に続く