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悪化していた骨密度、若干改善の兆し

 骨密度は加齢により悪くなっていく物。と言われているのはたぶんみなさんご存じ。
 加えて1型糖尿病も骨密度悪化の一因なわけです。女性の方は妊娠出産などでも骨密度が悪化するようです。赤ちゃんにカルシウム取られちゃうんでしょうね。

 1型糖尿病も悪化の一因というのは、インスリンが絡んでくるからですね。インスリンの効能(効用?)というのは実はまだ100%の解明がなされてないんだそうです。
 第一義に「血液中の糖分を体に取り込むのに必要」というのはいまどき誰でも知ってますよね。

 その流れで、脳細胞の維持にも関係します。頭使って疲れたときに甘い物を食べると良いなんて話しを聞きますでしょ。インスリンがなかったらその糖分が脳細胞に行かないわけです。

 ほかに、たぶん同じ流れで、筋肉の生成と維持にもインスリンが係わってきます。
 そして、これも同じなんでしょうか。骨密度の維持にも関係してる。とにかく血流に乗って体を巡回してる成分をそれぞれに取り込むのにインスリンが関係してくるらしい。

 健常者だと、すい臓で作られるインスリンが自動調整されるんで、血糖値をコントロールしながら、血糖値だけじゃなくアチコチの役目にインスリンを渡せるらしいんだけど、自動調整できずに外部から補給してる我々は数値でわかる血糖値しか指標にできません。脳細胞分とか筋肉分とか骨密度分とか指定できるわけじゃない。低血糖にならないように気をつけていればそこらもOKなんだと思うので、とにかくどっちに転んでも低血糖は怖い。

 ところで、骨密度って密度っていうくらいだから、悪くなるのは「骨密度が薄い」でいいのかしら。良い悪いでしか医者から聞いてないんだけど。悪い方が「薄い」だとしたら、良い方は? 「濃い」「厚い」どっちかな。どっちでもいいや、良い悪いで表現しときます(笑)

 そういうわけで、1型発症時に60歳になったら骨密度検査しましょうねと主治医に言われてましたが、主治医も私もすっかりそれを忘れ、最初に検査したのが2年前、63歳の秋です。そのときの話しは「1型糖尿病と骨粗鬆症(骨密度)」に書きました。一年後に「骨粗鬆症(骨密度)その後」を書きました。

 ざっと書きます。細かい数値は書きませんが(記録してない)、それぞれ青(セーフ)黄(注意)赤(アウト)、さらにその中で上中下の三段階で表現すると、

2年前
 腰   :青(下)
 股関節 :黄(中)
 足首  :赤(上)

昨年
 腰   :青(下)
 股関節 :黄(中)
 足首  :赤(上)

 つまり昨年は一昨年とほぼ同じ(笑) だけど数値的には誤差の範囲かもしれないくらいだけど、ほんの若干だけどよくなってた。一年間でほぼ横ばい。悪化して当然の環境で横ばいというのは頑張った方らしい。

 さて、そして今年です。
 腰   :青(下)
 股関節 :黄(上)
 足首  :黄(中)

 だいぶ良くなったようです。赤がなくなりました。危険領域の黄色はありますが、「すでに骨粗鬆症」という状態からは脱却できたようです。先生も喜んでました。

前回書いた

 それと、つま先立ち。家の中で立ったり歩いたりのときはとにかくつま先立ち。電子レンジでコーヒーを温め待ちしてるとき、つま先立ちでかかとを上げ下げ。歯磨きしてるときもかかとを上げ下げ。

 それがかなり効果あるようです。主治医もそう言ってました。散歩するのももちろん効果でかいですが、散歩は一定の短い時間だけです。現役の働き盛りの人は日中歩き回ることが多いでしょうけど、リタイヤ組は散歩くらいしか歩かない。
 家にいるとき、つまり「いつも継続的に」ですよね、そのときの爪先立ちのほうが全体として効果が出てるんだろうという意見でした。

 一般的には牛乳が良いらしいです。でも牛乳は200ccで炭水化物10gくらいありますから、インスリン1単位相当くらい。気軽に飲めません。チーズなんかも良いし、私、乳製品大好きなんでチーズならいくらでも食べられるんですけど...乳製品の多用は大腸ガンに関係するらしいなんて情報を見ちゃってから、気になってあんまり食べられません。大腸ポリープ切除(ポリペク)をやってる身としてはそこらは気になる。

 来年の秋にまた検査します。来年はどうなっているでしょうか。骨密度を気にするどころじゃなくなってたりして。なんてことになってませんように。


1型糖尿病は「重い糖尿病」ではありません

 痛ましい事件が起こりましたね。七歳の1型の子にインスリンを使わず祈祷で治そうとして死なせてしまったと。なんというバカなことを。

 いくつかの報道で「重い糖尿病にかかっていた」と表現されていました。

 2型の場合は各段階がありますね。予備軍から始まり、薬も使わず食事や運動で改善する段階、進んで薬を使う段階、さらに進むとインスリン。ここまで行くと「重い糖尿病」と言われるようです。なぜそこまで進んでしまうか。答えは簡単です。自覚症状がないから。痛くも痒くもない。当面は数値でなんだかんだ言われるだけ。自覚症状がないんだから努力しても自分で改善されたのかどうかもわからない。ついつい怠る。結果、悪化して焦る。

 1型に重いも軽いもありません。最初から「インスリンを打たないと死んでしまう」状態で始まります。現在の医学では治ることはありません。すい臓(ベータ細胞)移植なんてのもありますが完治するわけではなく定期的に移植を続ける必要があり誰にでも行える実用的な方法ではありません。

 とにかく、生きていく(生存する)ために必須なホルモンを自給できないんですから、外部から補充するしかないんです。補充しなければ生きていけません。

 でもまあ、本人(自分)はそんなに死を意識した深刻さはないです。だって、食べなきゃ餓死するでしょ? でもとりあえずいまの日本でそれを日常的に心配する人はたぶんいないです。それと同じ。世界で考えればそこを心配しないとならない人たちはたくさんいると思うけど。

 今回の痛ましい事件。報道やその解説では誰も言ってませんが、キーは「インスリンを打っても治るわけではない(治らない)」じゃないかと思ってます。

 治療のためにインスリンを打つのではなく、生存のために打つんですが、そこんところをご両親は理解出来なかったのではないか。
 現代医学では治らない、治せない。それを「治せる」と言ってきた人がいる。無知故の悲劇ですが、すがりつきたくなる気持ちもわからないではないです。まあ七歳ですからね。過去より未来のほうがずっと長い。治せるなら治してやりたいと思って当然です。

 治すためにはインスリンを断てと言われた。

 インスリンを断ったら即刻影響が出て死ぬだろうという意識はなかったんでしょう。治ると言ってるんだから試して見よう、だめだったらまたインスリンを打てば良い。とにかくこの人の指導のとおりに一回やってみようと思ったんじゃないでしょうか。インスリンを断ったら死に繋がるとまでは理解していなかった。

 教えを実践して一回悪化してるんですよね。で、医者に駆け込んでる。なんでその医者が納得できるまで説明しなかったのか。できなかったのか。一回試して悪化したんだから、そのときにきちんと理解出来るまで説明するべきだったのではないか。したけど宗教と同じで聞く耳持たなかったのか。

 いやいや、狂信的な宗教もどきだったら最初の悪化で医者に駆け込まないでしょ。最初の悪化でそのまま続けてその段階で死んでるでしょ。ああでもそうか、悪化して医者に駆け込んだときに「なぜ、何をしてこうなったのか」を正直に告げていないのかもしれませんね。血糖値コントロールに失敗して体調を崩したとだけしか言ってないかも。

 一番信じてる親の無知と無理解が原因で高血糖性昏睡で死んでいく七歳の子の無念は如何ほどか。法で裁こうが何しようがもうこの子は戻ってこないです。

 1型糖尿病とは、の啓蒙が足りてないから故の悲劇って思いもします。


血糖値コントロール、目標値は少し高めに。

 久しぶりに1型糖尿病ネタを。
 もうね、1型糖尿病飽きたです。それを前提に生きていかなきゃならないって気負ってた時代もありましたけど、もう9年と半年。毎日毎日当たり前に血糖値はかって炭水化物を予測してインスリン打ってを繰り返してると、それが日常なんで細かいことはもういいやってなります。もっと長く1型やってる人もいるんで飽きたなんて言ってられないんですけね。

 最近、1型の方のブログをあちこち読んで、なんだか血糖値とかHbA1cの値に一喜一憂してるのを見て、ちょっと気になったので書いておこうと思います。血糖値だとか1型ブログなどのキーワード検索でウチのブログにたどり着く人もそこそこにいるようなので。

 血糖値の正常値って、食前(空腹時)80~100、食後100~120って言われてますよね。でもこの値は「スイ臓が健康で人間の自動制御機能がちゃんと働いてる人」の平均値なわけです。食前が低くて食後に少し上がる。当たり前です。それを人間が持つセンサーが検知してインスリンを繰り出し、血糖値を一定に保つ。

 血糖値に限りません。人間の自動制御はものすごいです。あたりまえ体操ってのが一時ブレークしました。足を交互に出すと歩けるっての。あれが当たり前の人は健康だからなんです。交互に出すだけで歩けるわけではない。倒れないように微妙にバランスをコントロールするセンサーが機能してるから歩ける。赤ちゃん見ればわかりますよね。すい臓だって甲状腺だってみんなそう。何事も無ければ「あたりまえ」に機能するだけ。

 で、血糖値。インスリンが枯渇して外部から注射で補給するしかない1型糖尿病は「食前」とか「食後」なんて関係ないです。食前が高くて食後が低くいのも有りです。

 健常者のパターンに近づける努力は無駄です。健常者じゃないんですから。

 高血糖を続けると合併症(主に毛細血管が詰まる(壊れる)ことから発生するいくつもの障害)が怖いのと、低血糖による脳細胞への打撃。下手すりゃ昏睡から死亡へ繋がります。怖いのはこれらであって、健常者とのパターンの違いではありません。

 健常者の血糖値パターンを目指すのではなく、高血糖と低血糖を防ぐ血糖値コントロール。これを目指さないといけないのです。

 合併症が気になる高血糖は200くらいからと言われているようです。低血糖のほうは60以下くらい。じゃあ、60~200に入っていればいいかとなるとそうでもない。

 上下の幅が少ない方がいいんですよ。HbA1cってのは平均値です。低血糖頻発+たまの高血糖でも数値的には良い値が出ちゃいます。それじゃだめです。ジェットコースター的な血糖値変動は血管へのダメージが大きい。

 血糖値コントロールを低めに考えるとどうしても低血糖を頻発するし、焦って補食するから反動で高血糖になります。ジェットコースターになってるのは数値ではわかりませんから平均値としては良い数字が出るので医者は安心します。こちらの毎日の生活を見てるわけじゃないですから平均値的な数値でしか判断できない。1型に関しては「自分で判断し決断しないと寿命は縮まる」と思って間違いないです。

 私の血糖値コントロール目標値は150です。この近辺におさまるようにカーボカウントして食前インスリンを打ちます。カーボカウントも「なんちゃって」です。成分表記に炭水化物があるものはそれを信じます。そうじゃないものは経験と勘(過去の蓄積)です。ファーストフードなどサイトがあるものはそこでチェックします。カップ麺や袋麺、コンビニの弁当なども表記があるものはそのまま信じます。

 たまに(よく、か)大きく外れます(^_^;)
 200をちょっと超えるってのはよくあります。200前後ならインスリン追い打ちはしない。220くらいからちょっと考える。
 つい先日、引っ越し直後に買ってきたハンバーグ弁当。予測が大外れしまして、何年かぶりに血糖値300超えて焦りまくりました。ハンバーグって肉かと思ったらきっとあれは違うのね。小麦粉が大量に混ぜてあったんだと思う。食感じゃわかんない。チーズにごまかされたかも。

 目標値150で生活して、HbA1cはずっと6.5前後です。7を超えたことはありません。6以下になったのもカーボカウントを始めた直後を除くとありません。発症して9年と半年ですが、いまのところ合併症の気配はまったくないです。

 もう一つ。たぶんそのうちまた書くと思いますが、書かないかも知れないのでここでついでに(笑)

 炭水化物を極端に制限する血糖値コントロールが話題になってるようですが、あれはダメです。いや、「1型」には絶対ダメです。
 1型2型を明記しないですごいすごいと書いてるのはインスリンが自前で調達できている2型糖尿病が対象です。1型でもそれをやってて効果あると書いてる人がたまにいますが、1型でもまだ完全枯渇してない人もいるんですよ。ハネムーン期と言いまして、発症から長ければ数年はわずかにインスリンが出る。そういう人は1型であっても症状としては2型と同じなんで、2型に効果がある方法はその人にも効きます。
 でもマネしちゃダメです。炭水化物を摂らない(インスリンを極端に減らすか打たない)でも生きていくためのエネルギーはタンパク質とかケトン体がどうのこうのって宣伝してますけど、1型と健常者(2型)ではケトン体の影響は100倍違うそうです。1型糖尿病で炭水化物とインスリンがなかったらケトアシドーシスで昏睡から死に至る確率が100倍高まると思った方がいいです。