「 2016年12月14日 」一覧

道路交通法、調べてみた。

 講習とか更新期限延長とかちょっと気になったので調べてみました。
 いまは六法持ってなくてもオンラインでいくらでも調べられる。六法毎年買い換えないし、そういうのが必要な人にはありがたい時代になってますね。

道路交通法←そこの第六章第五節。

 誕生日の一ヶ月前から更新申請できるよ、ってことを法律的文書で書くとこうなる。

第百一条

免許証の有効期間の更新(以下「免許証の更新」という。)を受けようとする者は、当該免許証の有効期間が満了する日の直前のその者の誕生日の一月前から当該免許証の有効期間が満了する日までの間(以下「更新期間」という。)に、その者の住所地を管轄する公安委員会に内閣府令で定める様式の更新申請書(第四項の規定による質問票の交付を受けた者にあつては、当該更新申請書及び必要な事項を記載した当該質問票。第五項及び第百一条の二の二第一項から第三項までにおいて同じ。)を提出しなければならない。

 見た瞬間、めまいがして中を読まない人多数だと思う。括弧書きを外してみると。

免許証の有効期間の更新(以下「免許証の更新」という。)を受けようとする者は、当該免許証の有効期間が満了する日の直前のその者の誕生日の一月前から当該免許証の有効期間が満了する日までの間(以下「更新期間」という。)に、その者の住所地を管轄する公安委員会に内閣府令で定める様式の更新申請書(第四項の規定による質問票の交付を受けた者にあつては、当該更新申請書及び必要な事項を記載した当該質問票。第五項及び第百一条の二の二第一項から第三項までにおいて同じ。)を提出しなければならない。

 この赤字にしたとこだけが中身なんだよね。抜き出せば、法律文書だとか気負わなくても普通に読める。

 免許証の有効期間の更新を受けようとする者は、当該免許証の有効期間が満了する日の直前のその者の誕生日の一月前から当該免許証の有効期間が満了する日までの間に、その者の住所地を管轄する公安委員会に内閣府令で定める様式の更新申請書を提出しなければならない。

 「有効期限が満了する日」というのは別に定めがあって、誕生日の一ヶ月後。その「満了する日が来る直前の誕生日の一ヶ月前」ということなんだけど、そもそも「満了する日」は誕生日の一ヶ月後という条文があるわけで、辞書でこれやられると腹が立つやつね。Aを調べたらB参照となっていて、Bを調べるとAを見よ。とかなってるやつw

 アドベンチャーブックみたいなもんで、書いてある条文の場所に飛んで読み進めるしかない。法律的文書ってだいたいがこんなもん。あっち見たりこっち見たりしないとわかんないように組み立て、かつ、揚げ足を取られないようにしつこく同じことを繰り返して書く。括弧の中にさらに入れ子で括弧があったりするから余計に目が回る。

第百一条

3  公安委員会は、免許を現に受けている者に対し、更新期間その他免許証の更新の申請に係る事務の円滑な実施を図るため必要な事項(その者が更新を受ける日において優良運転者(第九十一条の規定により免許に条件を付されている者のうち内閣府令で定めるもの及び第九十二条の二第一項の表の備考四の規定の適用を受けて優良運転者となる者を除く。)に該当することとなる場合には、その旨を含む。)を記載した書面を送付するものとする。

 ソースコード風に段落つけたらどうなるか。(を{に変えてみたw

公安委員会は、免許を現に受けている者に対し、更新期間その他免許証の更新の申請に係る事務の円滑な実施を図るため必要な事項
 {
  その者が更新を受ける日において優良運転者
   {
    第九十一条の規定により免許に条件を付されている者のうち内閣府令で定めるもの及び第九十二条の二第一項の表の備考四の規定の適用を受けて優良運転者となる者を除く。
   }
  に該当することとなる場合には、その旨を含む。
 }
を記載した書面を送付するものとする。

結局中身で言いたいことはこれだけだ。
公安委員会は、免許を現に受けている者に対し、更新期間その他免許証の更新の申請に係る事務の円滑な実施を図るため必要な事項を記載した書面を送付するものとする。

この規定で更新のお知らせはがきが来るわけ。

第百一条

5  第一項の規定による更新申請書の提出があつたときは、当該公安委員会は、その者について、速やかに自動車等の運転について必要な適性検査(以下「適性検査」という。)を行わなければならない。

 適性検査ってのは視力とかのアレです。視力は機械を覗いてチェックするけど、あとの身体能力は受付窓口で普通に会話して普通に動いていればそれが検査になってるようです。手足も動くし耳も聞こえるってことで。

 気になるのは次。

第百一条

6  前項の規定による適性検査の結果又は第百一条の二の二第三項に規定する書面の内容(同条第五項の規定による適性検査を行つた場合には、当該書面の内容及び当該適性検査の結果)から判断して、当該免許証の更新を受けようとする者が自動車等を運転することが支障がないと認めたときは、当該公安委員会は、当該免許証の更新をしなければならない。

 更新の申請を受けて適性検査が終わったらその時点で更新しなければいけないんじゃないの? 講習はどこ行ったの?と思うよね。更新はしなければならないんだけど、資格として更新してもそれを実際に運転できるようにするために持ち歩かないといけない「免許証」をいつ渡すかは別なわけです。講習を受けないと免許証を渡さないって解釈なんでしょうね。

 講習に関してまず出てくるのは、第百一条の二の二の第四項

4  経由地公安委員会は、当該免許証の更新を受けようとする者が次条第一項の規定により経由地公安委員会が行う第百八条の二第一項第十一号に掲げる講習を受けたときは、その旨をその者の住所地を管轄する公安委員会に通知するものとする。

 として、まず出てきて、ここに書いてある百八条の二第一項第十一号を見ると、

第百八条の二

十一  免許証の更新を受けようとする者、特定失効者又は特定取消処分者に対する第九十二条の二第一項の表の上欄に規定する優良運転者、一般運転者又は違反運転者等の区分に応じた講習

 こうなってて講習を受けないとだめってのはわかるけど、その詳細はここではわからない。この第百八条でいろいろと書いてありますが、このあたりでそろそろ「ちっ、めんどくせー、もういいか」となっちゃうのであります。知りたかったのは本法で明確に定められている有効期限、誕生日の一ヶ月後まで、を条例でさらにもう一ヶ月延長できるのかってことだったんだけど。さらっと読み流しただけではそこには触れてなかった。神奈川県の条例までチェックしないとダメだろうし、めんどくさいw

 専門家(公安委員会)がここらを解釈して実際の運用をしてるんだから全部合法なんだよね、ということで調べるのをあきらめちゃう。法律作ってる人って、そこらも絶対狙ってる。法曹関係者の仕事が減らないようにね(笑)←(笑)をつけてみたけど、けっこうマジでそう思ってます。

 でね、12月12日に申請して2月24日っておかしいだろと思ったので始めた根拠調べだったんですが、ふと思いました。途中で気がついた。

 私の有効期限は2月6日まであります。2月6日に更新手続きに赴いたらどうなるの?って。まさかそこから二ヶ月先の4月末が講習日になってそこまで期限が延長されるとは思えないんです。2月6日、期限ギリギリ最後の日に行ったら、やはり一ヶ月のみ期限延長で講習は当月の2月24日のを割り当てられるような気がする。

 たぶん、期限ギリギリになって駆け込んでくる人が多いんだろうと思う。誕生日が一年通じて均等にあったとしても更新に来る人の残り有効期限が均等ではないわけで。

 つまり、12月末の講習日分がもう満席なんではなくて、12月の講習に組み込まないと免許失効してしまう人が多いのでそのために空けておく。とにかく当月分は駆け込んでくる人のためにぎりぎりまで席を空けておく手法なんではなかろうかと。行政側からしてみれば合理的な手法だと思います。

 そう説明してくれれば、ああそうかと納得できたのに、そんなことおまえらに教える必要はねぇ、ってばかりに日付を指定してそれしかできませんだけでは不信感ばかりになります。

 でもやはり二ヶ月先、延長された期限ぎりぎりの一日しか予約できないってのは困ります。せめて一ヶ月先まで。そこで都合悪くなってももう一回地元で完了できるチャンスを持ちたい。その日も行けなかったらあきらめて二俣川まで行くくらいの気持ちは余裕で持てます。

 有効期限は有効期限として、市民に便宜をはかるための「地元警察署で更新」受付は誕生日までとして、それ以降は試験場に行ってくれとすればいいだけな気もするんですよ。まじめに余裕を持って更新に出向いた人を冷遇する仕組みはおかしい。