「 2013年11月02日 」一覧

Windows8.1 雑感(2)

1:
 まず、新UIであるスタート画面。Win7 までのスタートにあった「最近使ったプログラム」を全画面にタイル表示しているものと考えるとわかりやすい。でも、以前は「すべてのプログラム」はフォルダの階層表示になってましたが、新UIで画面左下にある↓を押してすべて出すとほんとに全部出ます。階層になってないので探すのが大変。しかも、「スタートアップフォルダ」が見当たりません。

 でもあるんですよね。見つけました。”C:\ProgramData\Microsoft\Windows\スタート メニュー\プログラム” にありますから、フォルダのショートカットをデスクトップとかクイック起動に作っとけば後々楽です。

2:
 次に、かなり重要かもしれないことを。なにか設定を変えたりドライバ入れ替えたりすると「再起動」を要求してくることが多いですよね。この再起動とシャットダウン、初期値のままだと以前のシャットダウンと違う部分があります。

 以前は再起動するとシステム奥深くの何かがクリアされないまま再起動されたりして、再起動よりシャットダウン→電源再投入で起動のほうが確実でした。私、かなり昔ですけど、再起動ではクリアしきれてないってのにはまって数時間無駄にしたことがあってトラウマに近いものがあるんです。だから再起動しないでシャットダウン→電源再投入が好き。

 Windows8 ではその概念が逆になってます。Windows8 にすると起動が速くなるってあちこちの紹介サイトで書かれてますよね。これ、たぶん嘘です。速くなるのはそれなりの仕掛けがありました。シャットダウンしたときに状態の一部をシステムディスクに保存します。そして電源投入時にそれを読み込んで復元。つまり一から設定しないんで速いんです。どういうことかわかりますよね。何かを設定して慎重を期したつもりでシャットダウン→電源再投入しても設定が生きてこないんです。いままでとは逆に「再起動」だとクリアなシャットダウンと再起動の組み合わせになってるようです。
 このことは「電源オプション→電源ボタンの動作を選択する」と進むと「シャットダウン設定」というのがあり、そこの詳細情報を見ると

引用(ここから)

Windows では、高速スタートアップが既定で有効になっています。高速スタートアップとは、PC をシャットダウン後にすばやく起動するための設定です。Windows では、シャットダウン時にシステム情報をファイルに保存することで、高速スタートアップを実現しています。したがって、PC を再び起動すると、Windows は PC を再起動するのではなく、そのシステム情報を使って PC を再開します。

高速スタートアップ設定は、[再起動] には適用されません。高速スタートアップを有効にするには、PC をシャットダウンしてから再起動する必要があります。

引用(ここまで)

 と書かれています。これのために、ATOK2013 の ATOKPAD をいままでどおりに出すための設定で半日はまりました。検索して調べた方法どおりにやってもまったく反映されず、なにがだめなのかわからなかった。検索しまくってやっと「シャットダウンではクリアされない」ってわかって再起動を選択したら解決しました。いまは設定を変えて高速スタートアップは切りました。長年やってきたシャットダウン再起動の習慣はそう簡単に消えそうにないですから。これをオフにしたら、Windows7 時代は20秒で立ち上がっていたのに(SSDだから速いんです)、40秒ほどかかるようになりました。Windows8 の起動が速くなったってのは私の環境では嘘です。ま、設定をいじらない人とか、再起動せよと出たら素直に再起動する人には関係ない話しなのかもしれませんし、起動ドライブがSSDじゃなかったら恩恵があるのかもしれません。

 トラブルを抱えたんで、セーフモードで起動する方法も必然的に覚えました。Win7 時代までのセーフモード起動は出来ません。Dドライブを飛ばしたときの記事にも書きましたが、自分の覚え書きを兼ねてもう一度リンクを張っておきます。そこに書いてある中で、「ファイルを指定して実行」から、「shutdown /r /o /t 0」と入力する」の方法が気に入ってます。このコマンドラインに引数をつけるってのは好き(笑)

3:
 マイクロソフト純正のセキュリティソフトであるMSE。Windows8 からはこれが見た目には無くなりました。Windows Defender に統合されてます。スタートにある WindowsDefender をクリックすると以前のMSEとまったく同じ画面が出ます。そして、WindowsUpdateをオンにさえしておけば、一日一回程度は自動更新してくれてるみたいです。MSEのときの自動更新ツール「MseNotify」のように一日数回定期的に更新を試みることはできませんが、この程度の更新なら許容範囲な気がします。
 WindowsDefender は他のセキュリティソフトがインストールされると自動的に停止すると書いてありますから、とにかくこれは初期値のまま動作するようにしておけば安全です。でも、これがあれば十分な気がするんですよね。他の市販セキュリティソフト要らないような気がする。余計なことしないので軽いです。これについてのアナウンスはほとんど聞こえてきませんけど、セキュリティソフトメーカーに遠慮というか、独占だのなんだの言われるのが嫌なのかもしれない。でもね、カギがついてないマンションを売る不動産業者はいないです。買ってから自分でカギをつけてねなんて業者はない。ちゃんとカギがついてるのにそれを言わない業者もいない。

4:
 あとなんかあったかなぁ。ブログネタにしようと思って入れ替えたんじゃないのでメモも取ってないし、ハードディスク飛ばしてパニックになって一気にいろいろやったんで、結果的に全部OKで動いちゃって、何をどうしたってのが出てこない(^_^;)

 あ、そうだ。Win7 にもあったはずなんですが、使ったことがなかったマイクロソフトのオンラインストレージである SkyDrive がデフォルトで使えるようになっていて、無料で7ギガです。詳細はここがわかりやすい。エクスプローラからローカルディスクと同じ感覚で使えるんで、いくつか入れてみたけど、無償の範囲だと中途半端。同じような中途半端な無料ストレージもNTTの光のやつ(10ギガ)持ってるし、バックアップはジャストシステムのストレージ使ってるからそれで十分だな。

5:
 もう一つあった。ユーザーアカウント制御。UACってやつね。これをプログラムごとの個別に設定できません。全体として「通知するかしないか」だけ。四段階ありますけど、結局は「するかしないか」だけです。Windows7 では目的の実行ファイルのプロパティの互換性タグにある「管理者として実行する」にチェックを入れれば一々UACは出ないように出来た。Windows8 ではできません。一太郎や AdobeAcrobat など一日何回も起動するようなソフトでも毎回必ずUACが出て「はい」を押さないといけません。安全と利便性はトレードオフですから、安全を追求すれば利便は失われていくのはわかりますけど、常用しているソフトに対してもここまで疑わないといけないってのは少々どころか非常にうざい。かといって全部に対して通知をしない設定には怖くてできないし、あきらめるしかなさそう。
 ほんとにうざいですよ。PDFファイル一つ開くごとにあの許可を求める窓が開くんですから。オンライン化(インターネット)するってことはここまでしないと怖い時代になったということなんでしょうね。

6:
 さらにあった。家庭内ネットワーク(LAN)を構築するのがちょっとだけ面倒になりました。ワークグループに乗り入れるのに、すでにネットワークが出来ているなら、ネットワークに入ってるパソコンからパスワードを発行してもらわないといけません。これから作るなら自分で作って他のパソコンでそのパスワードを実行しないといけません。つまり、LANに勝手につないでもつないだ側から勝手にネットワークには参加できないようになったみたいです。これはまあそういうものかもしれません。
 パスワードの印刷コマンドがあるんですが、なぜか印刷がエラーになって出来なかったので手書きでメモりました(^_^;) もちろんプリンタは普通に使える状態で、です。

7:最後にもう一つ。一般には関係ない私の同業者向け。読んでる人いるかもしれないから(笑)
 オンライン登記申請関連はすべて動いてます。申請用総合ソフトは Windows8 に正式に対応してます。調査士用のICカードドライバは入れ直しが必要でした。それとXML署名ソフトは問題なく動くんですが、なぜかドロップでのファイル引き渡しができなくなりました。「追加」ボタンを押して階層たどって図面ファイルを指定すれば署名できます。Windows8.1 でいまんところオンライン申請業務に影響は出てませんが、民事局の申請用総合ソフト以外の日調連提供のものは Windows8(.1)対応となってません。仕事用のパソコンは Windows7 のままにしておくことをお薦めします。

 いろいろ書いたけど、調べ切れてないだけですでにどなたかが解決済みなんてのもあるかもしれません。今日知らなくてできなかったことは明日出来てるかもしれません。たぶん、きっと Windows7 より Windows8.1 のほうが良いOSなんでしょう。と思うように努力します。


Windows8.1導入雑感(1)

 Windows8.1 にしました。

総論としては、
「現在 Windows7 を使用中、あるいはXPから乗り換えを考えていたとしても Windows7 が入手可能なら Windows8.1 にする必要はまったくない」です。

 タブレットとかスマホとか使ってて、同期させて使いたい。同じように使いたい。パソコンもタッチパネルの最新型にした。なんてのなら Windows8.1 も選択枝に入るかもしれないけど、そうじゃないなら、単純にパソコンとして Windows を使ってるだけなら乗り換える必然はゼロに近いと思います。

 Windows8.1 にしちゃって後悔しました。よく言われるUI(ユーザーインターフェイス)の問題。これは大きいです。もちろんこういうのは単に慣れですから、時間が経てばなんとかなるけど(実際慣れてきた)、Windows7 で十分なのにわざわざ慣れるまで苦労する必要はないですよね。Window[s] というモニタに複数の「窓」を出して操作するのに慣れ親しんできたわけで、画面いっぱいに使う「アプリ」っての使う気になれないです。色はカラフルだけどDOS時代に戻った感さえある。スマートフォンみたいに小さな画面ならそれが当たり前なんだろうけど、パソコンの画面いっぱいに天気予報出してなんになるっての。どうしたってデスクトップしか使わなくなる。結局 Windows7 のような使い方しかしないなら Windows7 で十分です。安定してるし。

 私が Windows8.1 にしたのは「Windows8 のインストールディスクを持ってる(最初のキャンペーンで1200円で 8 Pro をゲット済み)」「8.1 でスタートアイコンが復活した」「8 から 8.1 にするのは無償」ってのにグラッと来ちゃったからです。最近鈍くなったとは言ってもまだまだオタクの血が騒いだみたい。

 この「Windows8.1 で再導入されたと言われてるスタートボタン」、Windows7 までのスタートじゃないです。Windows8 のスタート画面を出すアイコンが普段は隠れててマウスポインタを画面左下に持っていくと現れる Windows8 のスタート。それを隠さないで常に出してるだけ。スタートを押して出るのは Windows8 のタイル上にアプリが並んだスタートです。アイコンが常に見えるか見えないかの違いだけです。Win7なみの使い勝手になるならWin8を導入しよか、と気持ちが揺れてる方、ダマされないようにね。

 愚痴はこのくらいにしてと。

 Windows7 から Windows8.1 にするのはとくに書かないといけないような躓く場面はなかったです。いやいや、あったな。最初の最初に。何これ...って思ったのがあった。

 Windows8 にアップデート(アップグレードっていうのかな?)にしようとすると、最初の画面で「Win8 で動かないからアンインストールしてくれ」てのが出ます。MSE(マイクロソフト純正のセキュリティソフト)とUSB3のドライバ。それを「はい」にしないと先に進めません。MSEは Windows8 からは Windows Defender に吸収されただけですので問題なし。問題はUSBドライバですよ。私はマウスもキーボードもUSB接続です。

 アンインストールした瞬間「マウスもキーボードも無反応」になりました。どうにもなりません。見た目にはフリーズしたように見える。キーボードが無反応だから CTRL+ALT+DELも当然効きません。一瞬目が点になりましたが、もしかしたらシャットダウンは効くかと。私は電源ボタンにシャットダウンを割り付けてます。効きました。ちゃんとシャットダウンが出来たんで、おそるおそる再起動。Windows が持ってるUSBドライバを自動的に読み込んでマウスもキーボードも復活し先に進めましたけど、これっておかしくないですかね。事後に検索してみましたらいろいろ出てました。読んでもなんだかよくわかりません。結果的に動いたから良いのかしら。私、ハード関連の問題って弱いのです(^_^;)

 驚くような躓き方はそこだけかな。まずは Windows8 にして、Windowsアップデートを延々と時間掛けて全部済ませ(済ませないとアップデートのメニューが出ない)、Windows8.1 に。

 さて、問題はここからですね。ソフトやドライバ類は全部対応してるはずというのは事前に確認した。でも動かないのがありました。すでに入ってるのと同じ物をダウンロードしてきて再度インストールし直さないとダメだった物がいくつか。スキャナとか。
 バタバタっとやっつけたのでどれがどうだったのかメモってなく、どれがそうだったのか忘れました。
 とにかく動くはずなのに動かなかったらアンインストール出来る物はアンインストールして再度インストール。ドライバ類はデバイスマネージャからドライバの更新。

 一段落した段階でDドライブに丸ごとバックアップ。Win7 で「Windowsバックアップ」となってたのは「ファイル履歴→システムイメージバックアップ」みたいです。システムドライブを丸ごとバックアップできます。ウチの環境はCドライブがSSDで128ギガしかありませんから、Dのハードディスクに余裕でバックアップできます。

 そして「Win7 にあった修復ディスク作成はありません」。Windows8 にはあったらしいのですが(あとで検索して知った)、Windows8.1 にはありません。でも名前が変わっただけでたぶんコレだろうと「回復ドライブ作成」ってのをやってオーマイガッになったのは前に書きました。ハードディスクDドライブのデータが一瞬にして飛びました。回復ドライブはDVDには作れません。よーく考えたら必要ないからですね。Windows8 のインストールディスクはあるんだし、それでOSをインストールして動くようにしてから「システムイメージバックアップ」したのを書き戻せばいいんですから。でもね、あの選択枝は怖い。DVDをセットして回復ドライブの作成を選ぶと作成先が一つしか出ないのでDVDだと思い込んで先に進んじゃう人絶対いる。私だけじゃないと思う。容量数百ギガもあるメディアを「回復ドライブのためだけに使う人」ってそうはいないんじゃないかと思う。そこらを見てもっとしつこい警告を出してくれればいいのに。

 というわけで後悔してますが、Windows7 に戻すのは Windows8 にするよりも大変な作業なんでやりません。やってできないわけじゃないけど、もうそんな根性ないです。

 Windows8.1 にしたあとの細かなテクニックやわかったことなどは別に書きます。

[続く]