2011年11月18日一覧

高血糖と低血糖、どっちがマシ?

 高血糖になると体の端っこから少しずつ毛細血管が壊れていきます。手足の先からですね。血糖値250を超えると壊れると書いてあるサイトと200を超えたらダメと書いてあるサイトがあります。継続的に超えるとじゃないです。一瞬でも超えたらその段階で毛細血管は壊れ始めるそうです。放っておけばどんどん壊れるのでなんとかして血糖値を下げないといけない。壊れた毛細血管は修復されないそうです。これが積み重なっていくと怖いのが高血糖による合併症ってやつ。毛細血管と一緒に神経が壊れていき、神経=センサーですから、外敵が侵入しても反応せずに手足、とくに足の先から壊疽になっていき切断。網膜も毛細血管ですし、腎臓も毛細血管のかたまり。だから高血糖は怖いんです。

 じゃあ低血糖はと言いますと、血糖値が60以下になると脳細胞が少しずつ壊れていくそうです。極端な低血糖を繰り返すと老人性痴呆みたいな症状になっていく可能性があるということです。

 そしてどちらも極端に高いとか低いとかになると昏睡状態になって放っておけば死にますが、高い方は「糖尿病であること」を意識してなんらかの対策をしてる人はまずそこまで高くならないと思うし、低い方は、まだインスリン注射になってない2型の人は心配しないでいいと思う。

 そりゃあ、高くもなく低くもなく80~120くらいで安定してれば一番良いんだけど。なかなかそれは難しいのです。とくに1型糖尿病は難しい。

 というのも、1型は体内でインスリンが作られず外部から注射によって送り込むしかないわけで、血糖値の変化を感じて自動調整してくれるわけじゃないからです。食事の時に「これを食べたらこれくらい上がるだろう」と計算し、食べる直前に一定量を決め打ちします。
 2型の場合には体内でインスリンも作られてるし、自動調整機能も活きてるわけで、極端な話し「食べ過ぎなければ」なんとかなる。作られるインスリンに見合った量だけ飲食してれば高血糖は防げるし低血糖にもならない。ただ、人間は血糖値コントロールさえしてれば生きていける、ってわけじゃないですからね。総合的にいろいろあって、その中での「血糖値コントロール」ですから。2型の人も大変だとは思います。

 1型は送り込んだインスリンしかない(=送り込んだ分の取り消しはできない=自動調整してくれない)し、注射したインスリンは打ってから一定の時間後に効き目のピークが来ます。具体的には私が使ってる超速効型インスリン(ノボラピット)で90分後です。でも、飲食したものがすべてその時間で血糖値のピークになるかというと、そうはならないんですよ。

 GI値(主な食品のGI値リスト)ってのがありまして、同じ小麦粉製品でも血糖値上昇のピークが違う。たとえば、うどんは血糖値上昇のピークが早いが、パスタは遅い。よく、「血糖値の上昇を抑える」とか「血糖値の上昇をなだらかにする」とかのお茶や食べ物などの特保商品がありますけど、あれは1型糖尿病には意味がない。かえって血糖値コントロールを乱すだけです。そのリンク張ったサイトでもGI値の低いものを選べと書いてあるのはダイエットとか2型糖尿病に対してのものです。ということに最近気がつきました(^_^;)
 食事の時に先に野菜サラダを食べるとかもそう。血糖値上昇を後ろにずらしてピークをなだらかにし、自前のインスリンで賄えるようにする工夫ってのは2型糖尿病にしか通用しないワザなんであります。1型の場合、主食としてはなるべくGI値の高いものを選んで食事の組み合わせを考え、インスリンの効き目のピークとあわせたほうが血糖値は安定する気がします。まだ「気」だけですが。

 で、タイトルの「どっちがマシか」になるわけです。どっちもイヤですね(笑)
 でも、外れるならどっち方向に外れた方がやりやすいかというと、私は低い方に外れたほうが対処しやすいです。高血糖って200~300くらいだと自覚症状が出ません。300近くなると、なんか変だなって気にはなりますけど、身体的な自覚症状はないです。知らずに高血糖になってる2型糖尿病が怖いのはそこですね。自覚症状がないんです。
 低血糖の場合は、個人差もあるそうですが、私の場合さいわいなことに70くらいまで下がると予兆的な自覚症状が出始め、60近くになるとかなり明確な身体的自覚症状がでます。冷や汗がでる、急激な空腹感、動悸、体の震え、などなど。だだだーっと一気に下がっていって、放っておくと60以下まで行っちゃいそうなときは70くらいまで下がったときにわかります。ゆっくり下がって60が底だと、なってから気がつくくらい。とにかく低血糖は気がつきます。低血糖に対処できるように準備さえしてあれば「低血糖の方がマシ」ではないかなと思ってます。

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