2009年12月18日一覧

恐怖の採血のお話(後編)

後編です。予告編からどうぞ。

2002/08/16 06:24
 終わってみれば思い出話。まだ終わってないかもしれないんだけど。
 今日の夜にならないと月曜日にこれがもう一回あるのかないのか結果が出ないと言われてる。
 無いことを祈ってますが、これで終わりだとすると思い出話でもあり自慢話でもあるんですよね。

 火水木の三日間で本来は9回のはずの刺す回数が、数えてみたら、ななななんと24回でありますよ。すごいでしょ? って記録してたのもすごいと思うけど。そのうち、看護婦さんがやった採血は「7回の採血で失敗を含めて12回」ですし、病棟看護婦は若くてかわゆいから許す。1回の採血で2回刺しになるのは、これはまあ私の血管のせいもあるんであきらめてます。外来の採血室に配属されている「採血なら完ぺき」と思われる看護婦さん達だって数回に一回は私の採血失敗しますので。2回失敗されて3回目になるとめげます。3回失敗すると看護婦さんの方から自主的に他の看護婦さんを呼びに行きます。交代した看護婦さんはまず間違いなく一発で採血完了します。これが「下手な先生」だと悲劇な訳です。交代してくれませんし、交代してくれとも言いにくい。

 そのお医者様の分が「チューブを二回入れるだけのところが、チューブを刺したのが8回(うち失敗7回)で、失敗したことにより普通の採血に切り替わった分が4回、つまり2回が12回に膨れあがった」のであります。

 9回刺されればいいのに24回刺されたってのは、これは一つの自慢になりますね。今後生きていく上での勲章でありますよ。酒席ネタにも使えそうだし。実はほんとは24回以上なの。そのルートをつけられず、普通の採血に切り替わったとき、当然のように何度も採血失敗してるんだけどね。ショックが大きくて記録を忘れちゃったので、「採血として予定されていた回数」をあとから記録した。

 あと2時間後に「普通の採血(のはず)」があります。さあ、記録は更新されるのか否か。この際だから記録更新てのもおもしろいかな。オモシロクナイゾォ


2002/08/16 08:33
 今朝8時の採血。記録更新ならず残念。っておいおい.. 嬉しかったです。
 採血の時、両腕をぽんと出して、「さあどっからでも好きなところからどうぞ」と言ってみました。ここまでの愚痴も添えて。
 看護婦さん、緊張しちゃうじゃないですかぁとか言いながら、満身創痍、満身じゃなくて両腕創痍の腕をさっと眺め、採れるところあるのかしらねとつぶやく。でも触りもしないで一点を見て「あらここにあるじゃん」とそこをささっと消毒、すっと針刺してさっと吸引。一発でありますがな。しかも「ほぼ無痛!」です。刺した瞬間だけ、必ず彼女らが言う「チクッとしますよぉ」のとおりにチクッとしただけ。

 もっとも痛くなかったのは運もあるんだよね。痛点は面じゃなく文字通り点だから、うまく痛点を避けて針が入れば痛くない。痛点は見てもわからないから運です。

 さあ、あとは今晩夕刻までに来る「月曜日の検査の有無連絡」ですね。


2002/08/17 06:35
 本人は結構楽しんでますからご心配なく。ほんとにめげてたら書かないです(^_^;) 昨年の手術の時も、手術直後の、後にしておもえば一番記録(写真もデータも)しておきたかった部分。すっぽり抜けてます。とてもそれどこじゃなかった。写真撮ろうとか文書打とうとかがめんどくさかったのではなく、「そんなこと全然思い出せなかった」んです。書けている、写真を撮っているってことは気持ちにその余裕があるからなんですよね。

 検査ですからね、今後のために検査してくれてるんだし、どうにもダメなものを無理矢理やってるはずはない、という気持ちがあります。後を引く痛みもほとんどないしね。アオタンになったところは触るとしばらくズキズキしますから、全然ないわけじゃないんだけど。

 まあ、命に関わるようなことはないという確信を持っているからこそ、滅多にできない体験をしてるってことではしゃいでる面があります。命に別状無いって言えば、病室は毎度の分泌内科患者の6人部屋なんですけど、今回は糖尿病系統の他に、呼吸器内科の患者さんが3人いる。うち二人は初期の肺ガンだそうです。現在抗ガン剤うってるんで、白血球が少ないから病院内といえども雑踏な1階へは行けないんだそうだ。白血球が回復して安定したら退院できそうなんですって。だけど、とてもそんな風には見えない明るいおじいちゃん達です。入院て、多少つらいことがあっても、下を見ると「自分は全然ましで位置的にいいところにいるんだよな」ということがわかる。前に食事のことでそんなような書き方した覚えがあるけど。隣にいる元気な普通のおじいちゃんが生死の崖っぷちにいる人たちなんだってこともある不思議な場所です。検査入院で一週間の予定なんて、遊びにきたも同然ですからね、楽しんで帰らないと隣のおじいちゃんにもうしわけない。

>読んでいるうちに「そんなに血液沢山採られたり、
>血管を傷つけられて大丈夫なんだろうか」なんて心配になってきました。

 採血の量は、採血経験者ならわかると思うけど、あの小さなカプセルの単位は大きなものでも小さなものでも「cc」です。一度に取った本数のレコードは今回なんですけど、ずらっと並んだ採血カプセル(まだ血が入る前ね(^_^))を撮しておきました。一番大きなものでも8ccだったかな。献血の時の200ccとか400ccなんてのとは桁が違いますから、採血で血を採られすぎるということはないです。血管を傷つけるにしても、血管ってその再生能力がものすごく高いらしいです。でなかったら、注射なんかできないですよ。打撲でアオタンになるんだって、内出血してるわけで、あれも血管損傷です。つまり日常茶飯事ってことみたいですね。

今回の最大本数

今回の最大本数

>採血するのにここまで徹底的に失敗する、ってのが不思議でなり
>ませんでした。

 今回以前、延べ一ヶ月以上入院してて、数え切れないほど採血や蛇口をつけてるんですけど、ここまではひどくなかったんですよね。看護婦の失敗は、そりゃ何度もありましたし、3回失敗して先輩看護婦を呼んできたというのも昨年経験済みではあるんですが。関係ないと思うんですけど、お盆のせいってのもあるんですかね。夏休みとってる看護婦が多いとか。んでも、採血のうまい看護婦だってちゃんといるんだから、運が悪かったとしか言えないのかな。

その当時は想像できなかったんですが、予告編で書いたように、どうも低血圧が大きく関係しているようです。そりゃ、物理的に圧力が小さければ血は出てきにくいし、出てる最中に流れが弱いために途中が凝固して出てこなくなるってことらしいです。針が太ければいいんでしょうが、太ければ刺すとき痛いわけでそれは勘弁して欲しい(^^;

 さて月曜日の予定。
 あの蛇口(ルート)をつける「負荷試験」は無くなりました。必要なデータはこれでもう大丈夫だそうです。つまりここまでの検査で疑義が出てきたら、もう一段上の検査へ、ということだったようです。

 じゃあ月曜日には無罪放免かというとそれがそうじゃなくなりました。疑義がない→よしよし、ってことじゃないんだよね。新しく飲み始めた薬の関係で最低でもあと6回は針が刺さるらしい。唯一の救いは、この採血は「看護婦がやる」ものだということ。あの下手な先生に泣かされることはありません。月曜日の第一回目の採血の時に、ここまでの回数をまた愚痴り、採血上手な看護婦を回してもらおうと思ってます。


2002/08/18 14:48
 今日は朝から絶不調です。一昨日夕食時から飲み始めた薬が体になじまないらしく、朝からだるいことこの上ない。気分的には二日酔いならぬ三日酔い程度の気持ち悪さ(胃のむかつきと吐き気)とだるさ(膝から下が発熱時みたいにだるい。熱はなく、逆に低い。平熱36度前後が、一度くらい低い)におそわれてます。看護婦曰く、一日で治まると思う、ってことですから我慢です。


2002/08/19 05:47
 気分(体調)はなんとかかな。
 まだ「一回徹夜してまだ一週間経ってない中年の体」くらいには調子悪いです。すこーしだるい。でもこれくらいならなんともない。
 もう少しすると本日の連続採血第一回目がやってきます。

 昨晩寝る前に来た看護婦に「明日の朝は誰?」と訊いたら、ベテランの名前を言っていたからきっと一発採血でしょう。


2002/08/19 06:33
 本日一回目無事完了。本日朝一回目の採血の看護婦さん、8時までの勤務だそうな。今日は全六回だからおいしそうなところは残しといてねとお願いしたんだが、「今日の昼間は採血上手な人ですからぁ」とか言って、一番目立つ今回の入院で一番最初に使われたところ(つまり私の採血定番箇所)を使ってしまった。そろそろここはまた使えそうだなと思っていたら、ずばり当たったわけなんだが...

 ま、いっか。朝から何度も痛い思いをするよりずっとましと。後は毎回そのつどなんとかなるでしょ。

 今日はほとんど寝てるかな。


2002/08/19 17:22
 採血:2回目(朝食後)、今回も「一発」。きわめて順調。
 一発採血きわめて順調、はいいんですけどね...
 朝食前に薬飲むの忘れた。朝食後の歩行運動中、ばったりと主治医にあい、「ちゃんと薬飲んでますか?」と訊かれ、飲み忘れたことに気がついた。

 でもいいや、これも実験と。昨日はちゃんと三回飲んだし、今日、あと二回飲んで採血すれば、「服用を始めたあとの、飲んだ回と飲まなかった回の比較」ができようってもの。だよな、うんうん。

・3回目(昼食前)。今回は初めて「看護士さん(男性)」だった。今回も一発完了。すごいわこの人。どうみても全然血管が外から見えない場所。指の腹で探り当て、ここにある、って。私が自分で触っても他の皮膚とまったく違いがないんだけど、その見えない血管に針刺してコンマ2秒で吸引完了。やった看護士さん本人も自慢そうだった。あと3回。

・4回目(昼食後)終了。一応「一発」
 採るとき、今回の看護婦さん、また針刺し場所を決めかねて悩んでるから、「ここには血管が見えないけど太いのがある。先ほど看護士さんがここから採ってそう説明してくれた」と教えてみた。
 看護婦さん、見ても触ってもここから採血できるとは思えないからと、さっきの看護士さんを探しに行ってしまった。
 看護士さんを連れてきていろいろと説明してもらい、やっと触感(っていうの?)がわかり、看護婦さんが採血してみることに。もちろん、私にそれでいいかと確認を求められたから、どうぞと。 そこでイヤって言えないよねぇ。
 見えなくてもそこには血管がある。触診は「脂肪のかたまりとよく似ている」がしばらく触っていれば違いはわかるはずなんだって。しかも、私の場合、他と比べてここが一番太いから痛みも少ないし時間も短くて済むんだそうだ。

 あと2回。どうやらこのまま平穏無事に一日が送れそうな予感。

・5回目(夕食前)終了。今回も「一応一発」
 一発ではあったんだけど、痛さがベストスリー、とまでは行かないか、ベストファイブ、にも入らないか。 ベストテン入りがやっとの痛さかな。んでも、油断したのですんげぇ痛かったです。
 前二回がほとんど無痛だったし、今回も「今日のトレンドはここ」って教えてあげた。で、そこにすると思って、針刺す瞬間はそっぽ向くんだけど、そのあいだに1cmほど上に目標を変更したらしい。刺さった瞬間、声が漏れてしまった。
 あと1回。次は夕食後2時間で20時だから今日は書き込めないな。ここまでで書き込んでおこう。


2002/08/19 20:22
 すべて完了。採血六回目完了。

 これにて今回の検査入院日程すべて完了であります。明日朝飯を食べ、9時過ぎに支払額の計算書が来たら退院です。

 最後の採血。一発ではできませんでした。その太い血管、いくらよくても同じ日に同じ場所(ごく近い場所含む)から連続4回は無理なんだそうだ。
 あの看護士さんも今日の勤務は17時までってことでもういないし。現在アオタンになってる場所の、それでも「ここはほんとならいい場所」ってところに狙いをつけてズブ。出ない。んで逆の腕の同じような条件のところに刺してなんとか必要量を確保。

 痛かったけど、これでほんとに最後だと思えば、もうどうでもいいや。

 あとはまた外来。薬の服用になっちゃったから、しばらくは月一回みたいね。すぐにまた二ヶ月に一度くらいになるでしょう。つまり、採血もその頻度であるってことなんだけど、それくらい間があけば同じところからできるしね。外来の採血室にはプロがそろってるし不安なことはないです。

 ほっとしたら眠くなってきたので、もう寝ます。明日から仕事です。
 非日常から日常へ。なんかたるいな。採血さえなければもう一週間くらい検査入院してもいいんだけどな。


2002/08/20 13:58
 自宅からです。朝一番で退院し、事務所に出てから現場へ。さっき自宅に戻ってきました。今日はもうこれで休憩です。と思ったら、さっきの現場で写真とりわすれた。

 もう一度いまから行ってきます。明日は大和(神奈川県の北の方)まで行かないといけないので、今日中に写真撮ってこないとまずい。

 シャバは暑いなぁ。


2002/08/20 20:49
(注:以下、看護婦さんは女性で、看護士さんは男性を意味するとして書きます。最近法制度が変わって男女の区別無く看護士さんと呼ぶことになったそうですが、やっぱり看護婦さんは尊敬を持って看護婦さんと呼びたいし、男性はそれと区別するために看護士さんと呼びたい。婦長さんを士長さんだなんて呼びたくない)

 そういえば、ちょっと前に「筋弛緩剤」の点滴で逮捕された看護士がいましたよね。

 点滴がうまかったって表現で報道されてたと思うけど、自分で体験してみると、点滴というよりその点滴に使うあの「蛇口」。医師ですら難しいあの蛇口の取り付けがうまかったわけですよね。喜ばれていたんだろうなぁ。

 私が入院した労災病院では「点滴のそれは医師の分野で看護婦にはやらせない」ということになっているようですが、これは法律じゃないんだそうでこの病院のローカルルールなんですって。病院によっては蛇口をつけるのも看護婦さんの仕事になってるとか。
 そういう病院で、採血やら点滴やら任せたらきっと看護士さんのほうが上手だと思うのは差別意識でしょうか。でも、細かい仕事を極めようとする人って、やはり女性より男性のほうが多いと思うんですよね。統計的に見た「率」の問題で、個別の問題ではありませんから差別じゃないと思いますけど。

 採血や蛇口の取り付けは看護士さんがいいな。でも、脈を計ったり体を拭いたり、毎日の世話してくれたり、剃毛はやっぱり看護婦さんだよな。看護士さんにチンチン摘んで剃毛されたいとは思わないよね。うん。浣腸は、どっちもやだ。

注:看護士さん=男性、看護婦さん=女性、の時代に書いてます。


以上です。最後まで読んでくれた方。お疲れ様&ありがとでした。


恐怖の採血のお話(前編)

 予告編でお話したとおり、手術のあと5年間に渡り定期的な検査入院がありました。その第一回目である2002年夏の検査入院時にモバイルパソコンを持ち込み、当時 PHS 経由オンラインで個人的な掲示板に載せたものの再掲です。採血の話だけ抜き出してもわけわかんなくなりそうなのでほぼ全文再掲です。

 過去のこととなったいまは人ごとみたいに感じて当然なんですが、当時も書いているほど本人は深刻ではありませんで、なにかこう一つ自分の身に起こった出来事とは思ってなかった記憶があります。痛みや苦しさが持続しないそのとき限りのものだったからだと思います。痛みや苦しさが伴う疾病や怪我だったら、きっとこんなに客観的にはなれてないはずです。いまだに「おもしろい経験をした」くらいにしか思ってません。

以下、かなり長文です。前編後編の2回にわけます。


2002/08/12 06:36
 さてさて、それでは今日から入院してきます
 なんか、今日から入院と思ったら、カラダがもうそれに反応しちゃったのか、朝も早くから目が覚めてしまった。
 入院してるとそうなんだよね。夜は21時台に消灯で就寝だし、朝は5時台から起きてる。
 予定は一週間。月曜から金曜までだといいんだけどなぁ。たぶん来週早々までだと思います。


2002/08/12 14:02
 誰だ、暑すぎず寒すぎず空調完備だなんて言ったのは。あ、私か。
 病院内、暑いです。朝からここにいて一日何もしないでじっとしてればちょうどいい室温なのかもしれないけど。
 昼飯食べて、恒例のウォーキングを30分。病院内、普通にいけるところ、どこ行っても暑くてたまらん。涼めるところがない。

  今日は特に「入院しなければできない」というような検査はなかった。レントゲンと心電図をとって、どうやらそれで終わりらしい。しかし、非生産的だよな。10時にここにきて、着替えてから我が城「ベッド」に乗って今回の検査入院の説明を聞き、あとは心電図とレントゲン。おおかたは暇なんだが、連続してぽんぽんとは終わらないために、今日はおちおちとモバイルいじってる「隙」はない。

 看護婦さんに尋ねても、彼女らも「時間刻みでの予定」ってわからないんだよね。お医者様や検査室の都合次第、らしい。
 一時間くらいお茶してきてもいいってことだから、食堂にコーヒーでも飲みに行ってこようかな。一般用の「レストラン」のコーヒーは喫茶店並みで高い。350円だったかな。入院患者と職員用の「食堂」は美味くてやすいのであります。150円。って、ドトールでもなんでもいまじゃそれが相場だよな。

 って、ことでお茶しながら書いてる。今回はマウスは持ってこなかった。小さいのはヒカリマウスしかもってないし、ヒカリマウスはバッテリ食いだっていうから、今回はなし。このスティック、やっぱり使いにくいけど、しょうがない。一週間の我慢だ。次回(あるのか?)はヒカリじゃないボールのミニマウスを買うことにしよう。


2002/08/12 17:11
 早速明日から「採血の嵐」のようです
 正確には今晩就寝後の午前二時から。6時間ごとに4回採血する「ホルモン日内変動」があり、明日は朝8時から「8時10時11時14時17時20時」に採血する「血糖日内変動」の検査。

 8時14時20時の分は両方の検査がダブルから少し多めに採るだけで回数は稼げる。
 結局、夜中の2時から20時までの間に7回の採血。何回針を刺すんでありましょう。

初っぱなからこの採血回数。めげます。

↑初っぱなからこの採血回数。めげます。

 日程はやっぱり一週間+1~2日延長になるかもしれない。かなり詰め込んだ検査日程を組んでくれたんだそうだから感謝して言うとおりにするしかないです。

通常、10日から2週間でこなす検査日程を個人事業なので休んでられないからとお願いし、一週間に検査を詰め込んでもらいました。いま思えばよせば良かったと思ってます。一見無駄に思える検査の隙間ですが心身のストレス考えるとあれは必要なんだと実感しました。


2002/08/13 16:48
 くっそぉ、針穴だらけ。去年のときにも泣いたけど、今日の連続採血はこれまでで最悪です。

 2時の分から数えて14時の分まで5回が終わった段階で注射針の穴は計8つ。うち二つは「完全な失敗刺し」で痛い思いをしただけ、どころじゃなく、一つは手首んとこに刺したんだけど、がばっと膨れてボール状態。一つは腕に刺した針なのに、どういうわけか足の裏がびくっと痛かった。アオタンになってます。一つは途中で出なくなって刺し換え。ここもアオタンになってずきずきしてる。まっとうに採れたときも針をぐりぐりするから、採血してるあいだずっと痛いの。

 そこからの採血は痛い、と言われてる「手の甲」からも採血しました。んでも、「痛くない」と言われてる腕に刺して失敗した痛みよりずっと痛くないです。

 今日はあと3回もあるんだぜぇ。次はどこに針刺すのかな。右手の甲がまだ残ってるからそこで一回。あと二回はぁ?
 いやぁ、私もかわいそうなんだけどさ、看護婦さんもかわいそう。私んときだけ看護婦さん二人がかりです。


2002/08/13 20:35
 採血、針を刺す場所は指先から肘までの静脈らしいです。肘って言っても内側の柔らかい側ね。
 で、指先に近くなればなるほど「痛い」のだそうだ。だからなるべく上の方で採血できるように探し回りながら、しかたなく指先の方に近づいていくわけ。

 手の甲から採ったのは初めてです。手首まででいままでは用が足りていた。今回はもう針を刺すところがなくて手の甲。でも思っていたより痛みは少なかったです。さっきも書いたけど、「痛くないといわれてるところに二度も三度も刺し直すより、手の甲に一度で決まった方がずっといい」です。
 とはいうものの、さっきみたいに手の甲で二度刺しだとほんとにめげます。いい歳してマジで涙でそう。でもその場限りの痛みならまだ我慢もできます。中で漏れちゃってアオタンになると半日以上ズキズキと痛いんですよ。それがもっとイヤ。

 あと10分で本日最後の採血です。それ終わったら早いけど寝ます。

 そこまで書いたら時間になったので採血してきました。新たに三つ穴が開きました。それも手の甲に。去年はそんなことなかったのになぁ。採りにくい採りにくいと愚痴をこぼされながら三週間も入院してて、それなりの採血回数をこなせたのに、今日はまだ「一日目」だっつーのに、なんていう騒ぎなんだ。

↑針穴が5個開いてるけど、見えるかな。

↑針穴が5個開いてるけど、見えるかな。


2002/08/14 12:07
 もはや「拷問」の域に達しつつあります。
 今日の採血は「蛇口」をつけ、最初にそれを通してホルモンの試薬みたいのを体に入れ、あとはコックを開いたり閉じたりで2時間で4回採血するだけ。最初のそれを取り付ける(ルートをつける、というらしい)ときだけが苦痛であとは楽勝のつもりだったんですが。

↑三方活栓というもの

↑三方活栓というもの


別の時の写真

別の時の写真


↑これが一番わかりやすいかも。

↑これが一番わかりやすいかも。

 ルートの確保に左右交互に4回。あれって注射針じゃなくてナイロン製(?)の細いパイプなんです。2cmくらいあるそれをズリズリと血管に差し込んでいく。そのときはすごく痛い。点滴のときは外から中へ流し込むので割と簡単らしいけど、採血用のルート確保は「引く」のできちんと入ってないと途中で血が出なくなっちゃうとかで大変なんだって。

 今回は差し込んでは前後に動かして、「ここはだめ、ごめん、やり直す」と別のところへ。左右交互に4回やって先生あきらめた。ルート確保はやめて普通に吸引採血だって。

 ということで、わずか2時間強のあいだに針穴10カ所(採血の失敗一つ含む)。いま、左右両腕ともにじっとしててもずきずきと痛いです。

 採血地獄はこれで終わり。と思って期待を込めてそう訊いたらとんでもなかった。明日も朝からこれとほとんど同じのがあるんだと。同じじゃないな。去年もやったCRH試験。さっきおいていった説明書によれば、一度採血して検査薬を注射。以後、15分30分60分90分120分後に採血ってんだから採血6回に注射一回。先生曰く、明日の検査はルートをつけないとできないので、ルートをつけられるまでがんばってください、だと。それさえつけばあとは寝てるだけですからと。おーい、私よか、あのチューブを刺すあんたに頑張ってほしいぞ。

 さらに、「採血はその明日の分で終わりですよね?」と訊いてみました。訊かなきゃよかった。今回の検査入院は最後の最後まで採血がついて廻るということです。ああ、私はいま健康体なのに、病気になりに入院しにきたみたいに思う。

 去年の手術入院のときだってこんなに泣き言はでなかったのに、ほんとに参ってます。元気だったのに検査入院したらげっそりして病人みたいになったなんて話をよく聞きますが、冗談かと思ってました。決して冗談じゃないですね。

 昼飯食べたら歩行運動して、あとはしばらく休みます。


2002/08/14 16:59
 たっぷり三時間も昼寝してしまった。少し元気になりました。

 採血、針を刺す場所、訂正。「指先から肘までの静脈らしいです。肘って言っても内側の柔らかい側ね。」と書きましたが、柔らかい側だけじゃなかったです。「普通は」痛いからそっちには針を刺さないというだけのことでした。
 指先に向かえば向かうほど痛いと書きましたが、さらにまた上に戻って腕の外側、体毛の生えてる方の肘側から手首に向けて痛さが増すようです。いままで、かなり痛くても、「うっ」とか言う程度で我慢してました。だって痛いって言ったってどうしようもないし、一瞬ですからね。

 今日はあまりの「持続する痛さ」に、「先生、そこはものすごく痛いです」と言ってしまいました。その結果が左右四回の蛇口ルート付けチャレンジで、四回ともに「ここはだめ、持たない」ってことになったわけ。

 明日のことは明日になってから考えることにします...


2002/08/15 12:22
 本日の拷問も無事終了しました
 まずは右腕二カ所。失敗。詳細は略。この時点でもう顔は引きつり笑って心で泣いて状態です。

 んじゃ足でって言いだし、右足、見ただけで通過。左足、ためつすがめつたたいたりさすったりして品定め。ふくらはぎって言うんだっけ、向こうずねの裏側の柔らかいところ。そこに攻撃目標を設定。刺してからズリズリと2cmのチューブを差し込むわけです。

 刺しまーす。ハイ、ドゾ  チクッとしますよぉ。ハイ ズキッ!!

 ズ..イテ..リ..イテ..ズ..イテ..リ..イテテ ズリ..イテテテテ、センセー痛いですぅ

 あとどのくらい?まだ半分の1cm、あと半分。痛いですか?ズ…

 ちょちょっと待って、限界です。入ったとしても、じっとしてても痛いです。二時間我慢するのは無理っぽい。

 冷や汗というのか、緊張のあまりというのか、もう全身汗びっしょりで水を浴びたよう。痛いから力が入りますでしょ、すると「力を抜いてください」って言われるから、該当の左足は力を抜いて、その分体の他の部分にめちゃくちゃ力が入る。とくに手なんか握った拳を開けるのに苦労するくらいぎゅっとなってた。命に別状があるわけじゃなし、麻酔なしで手術される戦場の怪我人に比べたら児戯の如しなんだろうけど、痛いもんは痛いんじゃい!!

 ってことでそこも失敗。またまた腕の検討に入る。今度は左腕。安静採血ですから体をよじれないんですよ。体の協力なしに腕だけ回してもそうそうはくるくると表裏を出せない。 でも腕を曲げたりのばしたり表裏を何度も調べてやっと候補地を決定。

 じゃ行きますよぉ。...省略...やっとルートが確保できました。昨日から数えて8回目にしてやっとです。これでだめだったらもうこの検査はやめてほしいと言うつもりでした。

 入ってしまい、固定されればもう痛くないです。これから2時間で4回だろうが5回だろうが何の問題もない。やれやれであります。でも一回の採血が終わり、次の採血を待つ時間、とにかく不安。何がって、「血が採れなくなったから刺し替えます」なんて言われたらどうしようって思って。

 幸い、なんとか最後までいけました。とてもじゃないけど、写真を撮っておく余裕はありませんでした。

 明日は朝一番で普通の採血が一回だそうです。じゃあこの拷問はもうおしまいなのか。よかった、と心底ほっとしたら。今日までの結果によって、月曜日に負荷試験をもう一つ行います、だってさ。今日までの結果かぁ。たぶんだいじょぶだろ。でもさ、いくら私の血管が細くて採血しにくいと言っても、この類似の検査、昨年来何度もやってるんだよね。思い出すに、入院中の最後の一回はとても痛くて、先生が下手なんだみたいに報告を書いてる程度で、それ以前はごくスムーズにできてるし、続けて採血するならこれにしてほしいとまで書いてる。ってことは、今回のこの先生が「極端に下手」ってことなんじゃないの? えとね、うんと若いです。まだ30前って感じかな。経験不足がありありとしてる。月曜日にもう一回ってなったら婦長さんに直訴してみようかな。でも、主治医のメンツもあるんだろうな。治療じゃなく検査入院だし、練習用にあてがわれたのかもしれないし、もしそうだとしたら病院のメンツもあって別の先生に最後の一回だけ代わるってのはできないかも。

 あ、それから、先生にお願いしてその入れたルートを引っこ抜くとき写真を撮らせてもらいました。
(わかる? そういう普通は言い出しにくいお願いを言えてしまうほどの若い医者なの)
ちょっと悪趣味かもしれない(^_^;) 前に撮った写真は、絆創膏に覆われて「その部分」は見えないけど、抜くときに絆創膏をはがして刺さってるのが見えるのと、抜いたその「血塗られたチューブ」の写真。家に帰ったら取り込んで公開しますね。

↑針というよりチューブです

↑針というよりチューブです


そのチューブがこんなふうにズリズリっと入ってます

そのチューブがこんなふうにズリズリっと入ってます

 負荷試験が終わり、11時からの予約だったCT検査も済ませ、今日の残りは休憩です。しゃれじゃなく、休憩したい気分。ゆっくりと昼寝しよう。

後編」に続く