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心臓カテーテル検査報告:その1

 さてさて。行ってきました、カテーテル検査。「心臓カテーテル」の続きです。

 時代の進歩はすごいです。10年ほど前に副腎摘出をしたときにも摘出手術前の事前検査で同じように足の付け根に切れ目を入れ、カテーテルを血管内に通して副腎から直接採血する検査をしました。あのときも、部分麻酔のおかげで検査自体に痛みがないのは今回と同じとして、カテーテルが血管中をモゾモゾと動いていく感じはしました。いまお腹のとこくらいを通ってるな、ってわかる程度に感じた。

 血管自体には痛点はないから感じないんだろうけど、血管の壁を通して、なんとなく「もぞもぞ」した感じがあった気がするんです。違うかな。足の付け根を通っていく感じがしただけだったかもしれない。

 今回の心臓カテーテルは、そういう感覚はまったくなしでした。カテーテル検査の件だけを純粋に書くと数行で終わってしまうくらいのあっけないもの。もちろん時間はかかってますけどね。検査よりもそのその前後(直前と、検査後数時間)のほうがインパクト強いです。マジで泣きそうなくらいに(笑)

 そこらの話は長くなりそうなので、とりあえずメインエベントのカテーテル検査の感想と、その結果を先に。

 ではカテーテル入れます、って言われ、いつかないつかなと身構えてたら突然不整脈が始まって、あら、いつのまにか心臓まで来てたのね、と。今回の検査では心臓の内側から電気信号をあてていろいろなパターンの不整脈を起こし、事前にデータの取れてる私の不整脈が起きたときの心電図と同じパターンのを見つけることから始まります。心臓カテーテルって内視鏡じゃないんだね。血管の中が見えるんだと思ったらそうじゃないみたい。胃カメラとか大腸カメラみたいに「食道などの太い管を通していく」ならともかく、いくら静脈は太いといっても内視鏡を先端につけたケーブルを引き回すほどの太さはないんだろうし、万が一の傷の危険を考えたらとてもそんなことはできないんだろうと思う。

 レントゲンで撮しながら、迷路のような血管の中を糸みたいな細い「カテーテル」を通していくらしい。その細いカテーテルの中にもっと細い電線が入っていて、目的のとこまできたら、心臓の内壁に密着するかしないかの距離から電気信号を送って心臓を痙攣させるわけです。ちなみに、人間の体って基本は電気で動いているんですね。自分としては雑学的な新知識で驚きました。心臓って電気信号でリズムを整えているんだそうで、その電極にあたるところが「洞房結節」というらしいですが、それと似たような「結節」が複数できちゃってたり、電気の流れが途中でショートしてたりすると不整脈になるんだそうな。

 その「余計な電極」を目で見て判断するには昔どおり開胸して切り開かないと見えなくて、心臓カテーテルってのは、本来は一箇所しかない「洞房結節」類似な電極ができていそうなところやショートしてそうなところを「わざと電気を流して痙攣させることで」見つけ出し、見つけたらカテーテル内の電線を電気を流すものから高周波を流すモノに取り替えてそこを焼いてつぶしちゃおうって技術らしい。カテーテルアブレーションっていうんだって。詳しくは検索でもして調べてね。

 見つけるための検査に二時間、見つけた場所を線を取り替えて焼く(焼杓とかって難しい言葉になってた。なんで医学用語とか法律用語って難しい言葉を使うんだろうね。そのほうが重みがあってありがたみが増すとでも思ってるんだろうか)のに一時間なのかな。計三時間前後の予定でした。

 どこに余分な結節があるかで、不整脈のパターンが変わるらしい。不整脈を発生させては「こういう感じですか?」と訊かれます。データにぴったり当てはまれば訊いてこないんでしょうけど、一致しないんで何度もおこしては訊いてきました。どれも私が体感してる不整脈の感じと一致しないし、救急外来に駆け込んだときに記録されたデータパターンと一致するものが見つからず、2時間の検査だけでカテーテルを抜いて終わりになりました。

 普段悩まされてる不整脈と、ここ数ヶ月のおかしな不整脈とは違うようです。最近起きてた不整脈はどうも季節の変わり目によるストレスとか、甲状腺や副腎、はたまたすい臓関連からくるストレスの積み重なった結果から来たもの(かもしれない)ということになり、長年悩んでる不整脈は「今回のカテーテルアブレーションで治せるものとは種類が違う、心房細動(かもしれない)」となりました。心房細動となると両極端に別れるらしいです。悪性の方の代表例は長嶋茂雄氏の脳梗塞。あれが心房細動の最悪のパターンみたい。良性だと、たとえていえば横隔膜が痙攣するとシャックリになるように、単純に心臓が痙攣してシャックリみたいになってるだけで、命に別状はないんだとか。数秒くらいのは誰でも起きるし、数分から数時間は止まらないこともよくあるらしい。実際に今回のカテーテルでの刺激の最後に「これ」をおこさせたのですが、13時に検査が終わったあと、翌朝8時まで19時間も不整脈が続くという結果に。電気信号の方の不整脈は人工的に起こしてもその電気を止めると毎回ぴたっと止まってました。

 まあ、病院だし、安心して19時間も不整脈のままでいたら、これはこれでけっこうな自信につながりました。慣れちゃえば平気なもんなんだなって。家でだと2時間も不整脈が治まらなかったらもう不安の嵐なんですけどね。今後はたぶん余裕でいられるだろうと思います。さすがに外出先でなったら不安だけどね。

 心房細動も「カテーテルアブレーション」ができるんだけども、その方法が今回よりもう少し大がかりで別物なのと、危険度がかなり上がるので、悪性じゃなければしないほうがいいらしく、今後はしばらく通院して診察を受けつつ、服薬で様子を見ることになりました。念のためってやつです。何か見逃してたら自分も医者も困りますからね。車検受けた帰りにブレーキが故障したらどうなるか、ってのと同じです(笑)

 検査を挟んでの前後の「聞くも涙、語るも涙」な出来事はまたあらためて書きます。まずはご報告まで。

「心臓カテーテル検査報告:その2」に続く


心臓カテーテル

 このところ不整脈がかなりひどいときがあり、この一ヶ月いろいろと検査してきたんですが、最終的に心臓カテーテル検査をすることになりました。これは範疇としては手術ではないんですよね、一応「検査」に属するものらしい。昨日は造影剤を点滴してのCTをやってきました。CTとかMRIとかは検査としては痛くもかゆくもなく、じっと横たわってるだけなんで楽です。ただ、私の場合採血や点滴が伴うとその段階がめんどうです。昨日も点滴針は二回目でやっと入りました。前に「恐怖の採血」で写真載せたけど点滴針ってチューブなんですよね、一発で決まらないとかなり痛いです。二回目なら許容範囲だな。

 不整脈を起こすようになったのはお医者様的には「原因はわからない」んだそうですが、自分的にはアレやコレが影響してるんだろうな~と思い当たる節はあります。私、40代で甲状腺機能亢進症を発症してます。で、10年前に副腎を一つ摘出。人が生きていくために重要で必須な内分泌器系ホルモンのうち二種が正常ではなく、副腎を摘出したころから低血圧が顕著になってきました。そして、その二種がおかしかったからなのか自己免疫ってやつで「すい臓(ランゲルハンス島)」が壊れ、インスリンが出ない体になってます。つまり「1型糖尿病」です。糖尿病というと生活習慣病を思い浮かべる人はほとんどだと思いますが、それは「2型」です。結果として血糖値が高いのは同じですけど、中身はまったく違うものです。2型はそれ自体では死にませんが、1型糖尿病はインスリン(+食物)を体に入れないと24~48時間後に死にます。つまり翌日に死刑執行を言い渡されている死刑囚みたいなもの。インスリンをうつと死刑が一日延期されます。毎日三回それをします。「漂流して三日目に救出」とか「地震でがれきの下に二日」なんてのは私には絶対にない。なんらかの事情でインスリンが入手不可、あるいはインスリン注射ができない事態になったら、そこで私の人生終わりです。怖い話ですけど、実は、言うほどには心配してないし気にしてません。インスリンが入手不可能になる心配は杞憂と言ってもいいくらいらしいし、地震などで生き残るかどうかもそれ自体運だしね。1型糖尿病に関しては後日もう少し詳しく書くことにします。

 と、まあ、そういうわけで体のバランスがいろいろとおかしいんですから、不整脈が出ても不思議じゃないんじゃないかなと思ってます。1型糖尿病は気にしないようにしてるんですけど、心臓は怖いです。なにがどうであろうと心臓が止まったらおしまいなんですから。

 心臓カテーテル検査ってのは足の付け根に切れ目を入れてカテーテルを心臓まで送り込んで心臓を内側から内視鏡で観察。おかしなとこがあったらその場で電磁的におかしいとこを焼くんだとか。話だけ聞くとなんか怖いです。が、例外的な事故を除けばとくに怖いモノではないらしい。たとえて言えば「飛行機に乗るくらいには安全」「だけど一度事故ったら死ぬ確率は高い」みたいな。

 検査に要する時間は三時間程度。局部麻酔で足の付け根に切れ目を入れてカテーテルを入れるんだけど、それは以前経験してます。副腎摘出んときに事前検査で副腎直接採血ってのをカテーテル入れてやりました。そのときは90分だったかな。副腎は二つありますから(摘出する前だからね)片方に30分やって、30分休んでからもう片方に30分だったような。終わってから絶対安静(ぴくりとも動いちゃいけない)が三時間。それほどつらいものではなかったです。イヤだったのは局部麻酔なんで検査中の90分、ずっと医師達の話し声が聞こえてくることくらい。物音とかね。心電計のピコンピコンの音も気になった。時間の経過がわからないから、あとどのくらいなんだろうってのもすごく気になる。計4時間半くらいなんで、朝から飲食無しで昼過ぎからの検査だった。

 それが今度は三時間。さらに検査後の絶対安静が6時間だって。カテーテル入れる場所から心臓まで距離長いしね。どうしても時間かかるようです。朝入院して翌日検査、その後もう一日入院の計三日間。状況によってはさらにもう一日入院で四日間だそうです。

 三時間仰向けになって身動きできないと腰も痛くなりそうで不安です。いまのところ腰はおかしくないんで、一時間くらいなら自信あるけど三時間はどうだろか。さらにその後6時間動けない(手足を動かすのも寝返りも不可)のは耐えられるんでしょうかね。耐えるしかないんだけどね。

 局部麻酔で検査に三時間ってのも「うげー」なんだけど、もっともっとイヤなのが、最低でも計9時間は身動きできないので、尿道パイプを入れるらしいこと。それがいや。全身麻酔のときは「入れるときは知らない間」だったからいいけど、抜くとき痛かったし、それを麻酔無しで入れるなんて。想像しただけでウツになりそうです。

 あ、入院は4月26日朝の予定です。

心臓カテーテル検査報告:その1」に続く


運動嫌いのウォーキング

 私は体を動かすのが嫌いです。ものぐさ、という言い方もありますが、ものぐさとは違う。と自分では思ってます。怠け者でもないです。異議ありの声が聞こえてきそうだけど、異議は却下。ものぐさでも怠け者でもなく、体を動かすのが嫌いなだけです(笑)

 運動と言えば能動的に何かをすることであるわけで、運動しないとダメと言われても動くのが嫌いな私に毎日継続的に運動できるわけがない。

 動かないっていえば「太ってる?」と言われそうですが決して太ってはいません。BMI を計算すると 21.9 ですから、理想体重を維持してます。[BMIとは]

 ということで、運動嫌い、わざわざ何かをする「運動」は継続(持続)できない私にもできそうなことと言えば「歩くこと」です。それしかない。10年ほど前から「歩いていける(電車バス含む)ところは車は使わない」ようにしました。15分ならためらわず乗り物には乗らないで歩く。20分だと悩むけど歩く。30分だとバスとか電車かなぁ。

 何にでも凝る私ですから、歩くことについても当時それなりに調べました。どうせ義務感で歩くなら、歩いた結果がより効果的になったほうがいいから。

以下は医学的根拠など無いです。あちこちのサイトで調べたことを自分なりに混ぜ合わせ、さらに自分の体験もそこに混ぜ加えて自分で納得しただけのものです。

 どこを調べても「ウォーキングは一日一万歩」となってます。それが基準。一万歩を境に「歩く人と歩かない人」の疾病率なんかがガタンと変わるようです。でも元々運動嫌いですからそんなに歩きたくはない。だって、一分間に百歩で30分で3000歩ですよ。食後に30分歩くのを朝昼晩三食後に続けて9000歩。続くわけないです!

 歩くと何がどう良いのか。書いておきますね。まず血糖値の消費があります。ただ、これもコツがあります。歩くのに限りませんが、体を動かし続けると暖かくなりますよね。あれは一律にゆっくりと暖かくなっていくと思ってませんか? 違います。動き始めてから少しずつ暖まってくるんですが、約10分くらいのときに、一段、ホカッと体温が上がる。この「ホカっと暖かくなる感じ」は体感できますから知ってるはず。ただ「開始から10分前後」てのは知らない人多いです。運動選手と一般人では違うけど、体格等の個人差なくてたいてい10分前後のようです。ホカッと暖まったときに体のスイッチが入り、ここからが血糖の消費になります。スイッチが入るまで休んだらダメ。インターバルは最高で1分までです。それ以上休むと、そこからまた10分経たないとスイッチ入りません。ジョギング中のスポーツマンが信号待ちとかでも止まらずに動いてるのはそのため。夏より冬の方が体感しやすいです。歩く速度(歩幅で距離変わるから速度ではないのか)も重要。一分間に100歩以上の速度でないと意味無いようです。たらたらと散歩してたんでは何時間歩いても運動にはならない。

 その「体が温まってスイッチが入ったときから」血糖値の消費が始まります。つまり10分以内でやめたり、途中で一分以上休んだりしたら血糖値消費のための運動としては意味ありません。ダイエット(カロリー消費)のつもりで歩くときは、この10分からさらに20分。スタートから30分してから脂肪分の消費が始まります。だからダイエットのために歩く、なんてのはよほど根性が出来てないと無理。でもって、そのくらいの根性がある人はウォーキングで痩せようとしないでも他のことでダイエットできますよね。ダイエット(カロリー消費)のためにウォーキングって時間の無駄。その歩き方で連続一時間歩いて消費できるのは普通のハンバーガー一個分くらい。一時間歩いたらお腹空いてそれくらい食べちゃうでしょ?

 歩幅もなるべく大きく、競歩の人みたいに腰も使って大またで、かつ100歩/分以上で30分歩くのを一日三回。そこまでして初めて「ウォーキングしてます」と胸張って言えるみたい。
 あと、空腹時、つまり食事前(朝食前とかも)に運動するのはダメだそうです。太る原因だそうだ。人間の構造って完璧なオートマトンなわけです。空腹になってその信号を発してもエネルギーが入ってこないと、それを体がメモるんだそうです。で、入ってきた(食事した)ときに、次回そういうことが起きてもいいように「通常よりため込んで備蓄分」とする(=脂肪)んだそうです。運動じゃなくても空腹を我慢するようなダイエットはよくないってことですね。

 じゃあ、とぎれとぎれや短時間歩くのは何の意味もないのか。というとそうでもない(笑)

 ウォーキングによって血糖だとかカロリーの直接消費を考えるとそうなんだけど、どんな形でもどんな短時間でも動けば筋肉が作られますよね。その筋肉の形成や維持に血糖が使われますから、運動することの意味はある。

 ところで、私が歩き始めるようになったきっかけは「医者の命令」です。いわゆる糖尿病予備軍ってことで歩けと。生活習慣病と言われる「2型糖尿病」の予備軍ね。手術した副腎は内分泌科で、糖尿病も同じ内分泌科が縄張り。血液検査で両方データがわかっちゃう。数年一生懸命歩きましたが、いっこうに思った成果が得られず、医者に、指示のとおりにしてるか?(と言われたわけじゃないですけど)みたいに思われ、かなりイヤな感じでした。結局血糖値が高いのは「2型糖尿病」のせいじゃないのがわかり、なし崩しに「わざわざ歩くために歩く」のはしなくなっちゃいました。なるべく車を使わない生活だけはなんとか継承してます。