カートリッジタイプのインスリン注射器

 インスリンを注射するには注射器にはいくつかタイプがありますが、私が使ってるのは、中身が空になったら丸ごと捨てるディスポーザブル(使い捨て)と、カートリッジタイプの二種。基礎インスリンのトレシーバがディスポーザブルで、食前に打つ超速効型のヒューマログがカートリッジタイプ。

 ディスポーザブルの良いところは、万が一不良品でインスリンが打てなくても、他のに替えればすむこと。どんなものでも不良品ってありますよね。私らにとってインスリンは命綱なんで、常に複数本用意して不良品にあたっても心配ないようにしてます。
 でも11年半の病歴でほんとに不良品だったのはゼロです。注射する前に空うちしてちゃんと打てるか確認するんですけど、超速効をノボラピッドから若干安めのヒューマログ(ディスポーザブル)に替えたとき、空うちがなんかシャキッとしないのが釈然とせずに薬局で取り替えてもらったことがあっただけ。そういうもんだと理解してからは問題ないです。

 カートリッジの良いところは安いこと! そりゃそうです。ディスポーザブルは中が空になったら本体のペンごと捨てちゃうんですから。カートリッジタイプは消耗品が小さなインスリンカートリッジだけだから当然その分安くなる。

 デメリットはディスポーザブルの逆。いくらカートリッジの換えを準備してあっても本体が壊れたらアウトなんです。インクカートリッジ型の万年筆で本体が壊れたら使えないのと同じ。ボールペンなら詰まったら新しいのに交換するだけですからね。その保険のためにディスポーザブル(保存期限二年)も予備として二本在庫しておくようにしてます。

 今回、ちょっとした勘違いで使わなくてもいいディスポーザブルを一本開けてしまいました。カートリッジタイプの本体が壊れたと思ったのです。とりあえずディスポーザブルを使って事を済ませ、サポートディスクに電話。少し話しただけで自分の勘違いがすぐわかりました。カートリッジタイプに替えてからまだ2年半。初めての失敗です。メーカーのサポートに問い合わせたらすぐわかりました。引っかかる人いるんでしょうね。ところで、この命に関わる患者が使う医療機器。一応、問い合わせ時間とか休日とか書いてありますが、自動応答があって、選択すると24時間いつでも人間が対応してくれる(ようです)。前に血糖値測定器が壊れたときそうでした。かかってる病院や主治医など細かく聞かれましたが、翌日には代替品を宅急便で送ってきました。まあ、最悪なときは救急車ってのもあるけど。

 全体の画像。こんな感じになっていて、下の方のダイヤルを必要量にあわせてお尻を押すとその分だけピストン(押し上げ棒?)が上がってカートリッジからインスリンを打ち出します。

 もうすぐ使い終わるカートリッジとピストンの状態。こんな風にピストンが上がってくるわけです。

 新品のカートリッジとピストンの状態。使い終わって上まで上がったピストンは、この新しいカートリッジをセットすると、ピストンはぐぐっと押し戻されて一番下まで戻ります。

 さて。事件はここで起こりました(笑)
 おでかけして、昼食も外食しようとなりまして、当然インスリンも持つわけですが、残りが微妙に少なかった。一回や二回の食事には十分あるとは思いながら、事故やら災害やらで足止め食らうと困りますので、使いかけのを外して、新品をセット。当然ピストンは三番目の写真のように下がります。

 帰宅して、新しい方を外し、使いかけのをセット。食事の前に、さあ注射しようとしたらいくらダイヤルを回してもインスリンがまったく出てこない。ピストンが二番目の写真のようにそこまで届いてないんだから当たり前なんだけど、壊れたと思い込み、予備のディスポーザブルのを開けてしまいました。

 そのあと、サポートに電話して「インスリンが出てこなくなりました」と伝えたら、即、ピストンはカートリッジの下部まで届いてますか?と。言われた瞬間に悟りました。
 謝罪して電話を切り、ひたすらダイヤル回して(いちどに最高で30までしか回せない、カートリッジ一本で300単位分ある)空うちを繰り返し、復旧。

 次回は入れ替えて外出ではなく、少なくなってたら予備のカートリッジを一つ持つ、というスタイルにしようと思います。ダイヤル回し続けるのって思いの外めんどくさいので、入替時に毎回これやるのイヤ(^_^;)

 なお、開けないでよかったディスポーザブルもムダに捨てるわけではなく、そのまま普通に使い切ればいいだけではあります。が、カートリッジ式は0.5単位で打てるのに対し、ディスポーザブルは1単位でしか調節できず、しばらく不便しました。


『カートリッジタイプのインスリン注射器』へのコメント

  1. 名前:brio 投稿日:2017/08/10(木) 13:15:30 ID:a7d15d77f 返信

    初めましてコントロールに振り回されている、緩徐進行1型のbrioといいます

    次回の通院からノボラピッドをカートリッジ型に変更予定(0.5単位で打ちたいので)なので とても参考になりました
    質問させてください
    ペンの部分の予備を持っておきたいと言ったら 1本しか出せない あとは自費でね と言われてしまったのですが(´;ω;`)
    なかの様も自費で手配されたのですか?
    予備は保険で出してくれてもよいのでは?と思うのですが・・。

    「一病息災・・・人生の中でいまが一番健康体」いいですね! 
    このブログにたどり着いたばかりなので 過去記事を読んで勉強させていただきます

    • 名前:なかの 投稿日:2017/08/10(木) 15:43:49 ID:7d364a2eb 返信

      カートリッジ型のペン本体は一本しかもらってません。二本目は実費となるし、壊れない限り使うチャンスはないのでもったいない。
      予備のペン本体ではなく、いま使ってるディスポーザブルのペンを二本程度予備として保管してます。
      使用期限は二年ありますし、処方してもらったとき、使用期限が残っていないものを渡されることは考えにくい。
      いままでもらったペンはすべて新品できたて(?)の向こう二年間有効のものばかりでした。
      有効期限が半年を切ったあたりで、カートリッジではなくそっちを使い、また新しいのを保管用に処方してもらいます。
      保存したまま期限が来て捨てるわけじゃないので無駄になりません。
      難点は、0.5単位でのコントロールに慣れちゃうと、1単位のコントロールが不安になることくらい。
      しかたないので、予備を消化するときはカートリッジのと併用です。
      計算上0.5の半端が出るときはカートリッジ、1単位計算で行けるときはディスポーザブル。
      超速効は封を切ったら一ヶ月と言われてますけど、私は一ヶ月で3本ほど使うので併用しても期限切れになることはないです。

      一病息災、そうですよ(笑)
      健常者が何年も放置して自覚症状が出てから発見されるようなものを、こまめな検査で超早期発見できます。
      内科医に定期的に診てもらってるので相談までいかないまでも世間話風に体で気になってることを言えます。
      専門医に診てもらうとなれば紹介状も書いてくれます。

      なお、過去記事については、古くなればなるほど勘違いや思い込みのまま書いて、あとで違うことを書いたりしてるものもありますので、適当に読み流してくださいね。

      • 名前:brio 投稿日:2017/08/10(木) 23:35:34 ID:a7d15d77f 返信

        >二本目は実費  やはりそうですか
        >壊れない限り・・・もったいない  ナルホドです
        ありがとうございました。