Windows7 DSP版、単体売り解禁なんですね

 DSP版というのは、そもそも、自作パソコンをパーツを買って組み立てるとか、ショップブランドのパソコンを販売したりするときに「ハードウェアと込みで」販売してるソフトウェアのことです。OS以外にもあります。概ねパッケージ版より安価です。

 パソコン(やハード)の一部として売るのが条件なんですが、パッケージ版より安いためにそれなりの需要はあるわけで、「ハードウェアとセット」の部分を拡大解釈し、使おうと思えば使えないこともない店頭にはもう並んでないような小容量メモリーなどを抱き合わせて売られてます。「黒」ではないと思いますが、「白」とも言いがたく、かなり濃い「灰色」商品だと思います。もちろん実際に使う増設メモリやハードディスクなどとあわせて購入するなら完全に「白」です。

 パッケージ版との大きな違いは「箱に入ってない・説明書がついてこない・基本的なこと以外のマイクロソフトのサポートは有償でバンドルしたハードウェアを販売した店やメーカーがサポートする(ほら、たとえばNECのパソコン買ったらNECに相談するじゃないですか)」あたりですね。

 だからわかっている人はいいけど、わからない人には心配で手が出せない。OSだけを買うなら高額のパッケージ版を買うしかなかったわけです。

 さて、Windows7。パッケージ版の出荷は昨年秋で終了しました。XPからの乗り換えは、Windows8(8.1)パソコンにするか、まだ店に在庫がある分のWindows7パソコンをさがして買うかしか選択枝がなくなったように思えました。

 それがなんと2014年1月から、ハードウェアとの抱き合わせ縛りがないWindows7のDSP版がマイクロソフトから正式に販売されるようになってます。ちょっと驚き。DSP版と言いながら、箱や説明書を省いただけの廉価版単体売りOSです。新規のDSP版はサポートを販売店ではなくマイクロソフトで行うようです(有料)。

 いちどは出荷が終わったOSをDSPという廉価版で再提供するのはなにを意味するか。もちろんXPからの乗り換え需要狙いでしょうね。本音はXPから8に乗り換えて欲しいんだと思います。でも、初めてパソコンを使うならともかく、すでにWindowsパソコン使用中の方からするとWindows8は評判があまりよろしくない。私も以前そう書きました。Win7が手に入るならそのほうが良いと。

 現在XPで動いているパソコン。化石的に古い物でなければ、たぶんほとんどの場合 Windows7 でも動くように思います。うんと古いパソコンならXPのサポートがなくなるこの時期に思い切って新型に買い換えちゃうのも選択枝だと思いますが、そうでないなら、次回パソコンを買い換える時期が来るまでWindows7にしておくというのも選択枝だろうと思います。

Windows 7 のシステム要件」で大雑把に確認し、いけそうだなと思ったら
Windows 7 Upgrade Advisor」をダウンロードしてチェックしてみてください。

 プリンタなどの周辺機器を使い回すことを考えたら、XP32ビットからの乗り換えなら7も32ビット版が無難でしょう。現役の周辺機器ならたぶんほとんどメーカーサイトでWindows7版ドライバを提供しているのではないでしょうか。

 なお、アマゾンで検索してみましたが、まだ「灰色時代のセット(抱き合わせ)版」しかヒットしませんでした。販売店もそれらの在庫がまだたくさん残ってるってことですね。OSとしての中身は同じ物でしょうが、せっかく単体版が正規に出されたのですから、契約上の扱いが「灰色」であることを承知で買うのでなければ、抱き合わせ版には手を出さないほうが良いです。