1型糖尿病について:その2

以下の記述及びコメント欄において、炭水化物についての私の意見は、勘違いに基づく部分があります。「カーボカウント(血糖値コントロール)(2010/12/05)」も参照ください。

 

1型糖尿病について からの続きです。

 2型とは違う物だということを前回も書きました。もう少し続きを書きます。

インスリンペン前回、針だけの画像を載せましたが、ペン型のインスリン製剤に針を取り付けたところです。このペン型のインスリンはディスポーザブルです。空になったら全部を捨てます(病院に持って行く)。
拡大先っぽ部分の拡大画像。注射針とは思えない細さ。細い縫い針よりまだ細いかもしれない。



 
糖尿病ネットワーク 1型ライフ」 ←このサイトが唯一に近い、きちんと1型を理解して説明してくれてるサイトです。「1型」を検索して出てくるのはほとんどすべてが2型の解説サイトで、記事中に「1型というのもあるんだよ」程度しか触れてません。興味があるかたはチラッと覗いてみて下さい。

 2型の糖尿病は糖尿病で死ぬ、ということはまずありません。糖尿病で死ぬのは「超高血糖でケトアシドーシス(高血糖性昏睡)」になるか、「低血糖性昏睡」になるか、の二つしかありません。そのうちケトアシドーシスは2型の糖尿病の場合、糖尿病であることを意識し、医師の診断を受けている方なら、よほどの無茶をしない限りなりません。なぜって2型はインスリンは体内で作られているからです。いろいろな要因で効き目が悪いだけ。ただし、高血糖は自覚症状がほとんどないですから、糖尿病であることを知らずにいると危ないです。暴飲暴食などして一時的に血糖値が600とか700になると死ぬかもしれません。また、インスリン治療を受けると2型でも低血糖をおこす可能性はありますが、元々「高血糖体質」なのでインスリン使用時に指導を受けて「理解していれば」そんなに心配するほどでもないです。

 2型糖尿病の怖さは高血糖低血糖による昏睡ではなく、常に高血糖でいることで血管がぼろぼろになっていき、結果として神経や腎臓、網膜など毛細血管に依存してる部分が壊れてしまうことにあります。

 1型糖尿病はそうではありません。インスリンが体内で作られないだけで、インスリンの効き目は健康人と同じです。ただ、注射した量しかインスリンは体内に存在しませんし、取り入れたカロリーを自動判断して量を調節してくれるわけではないので、一定の血糖値を維持するにはカロリーコントロールの努力が絶対的に必要となります。注入したインスリンに見合うだけのカロリーを摂取しないと、多ければ高血糖、少なければ低血糖をおこして危険な状態になります。

 言い方を変えると、インスリンをうったら必ずそれに見合ったカロリー分の飲食をしないと生きていけません。食べられないときはインスリンをうたなければいいのかといえば、そうもいかないのです。インスリンは血糖を消費するためだけに使われるのではなく、生きていくための必須ホルモンですから、インスリンを無しにすることはできません。これって実際に体験するとかなりきついです。食欲に関係なく、あるいは吐き気があろうとも、下痢をしていても、とにかく「インスリン注射と食事」を省略できません。

 現在の血糖値ではなく、過去2ヶ月分くらいの血糖値平均を示すものとして、Hb(ヘモグロビン)A1cというのがあります。健康人で5.5以下。6くらいになると「境界型糖尿病(糖尿病予備軍)」と言われます。この値が8を越えると半年に一回は網膜剥離予防のために眼底検査が必要になります。2型糖尿病でこの値が(いくつからかは知りません。人によって違うだろうし)インスリン治療の目安になるようです。1型の血糖コントロール目標値は7.5程度だそうです。

 私は発病以来、この HbA1c を6.3~6.7に保っています。平均で6.5くらい。これはちょっと自慢していいことらしいんですが(インターネット調べ(笑))、うちの医者は、ふふん、と聞くだけで全然何も言ってくれません。この値におさめるにはかなりストイックな生活になります。私は「オタク」なんで、オタク精神がここにも活かされてます。なんにでも凝る人ですから、血糖値管理にも凝ってると思って下さい(笑)

 模範的な血糖値に保つと、常に低血糖におびえることにもなるんですが、幸い私は自営業なので自分で仕事の予定を立てられるし、大人なので(1型はほとんどが小児)低血糖になる前にその前兆を自覚できますから、なんとかやっていけてます。週に一度くらいは低血糖ギリギリでブドウ糖のお世話になってます。ちなみにブドウ糖って何か特殊な薬品みたいなイメージがありますが、見た目も味も普通の「砂糖」です。普通の砂糖は食べてから(実は砂糖に限らないんだけど)消化吸収されて血糖(血糖=ブドウ糖)になるまで30分かかりますが、ブドウ糖は最初からブドウ糖なので摂取してから10分足らずで血糖になります。低血糖を起こしそう、あるいは起こしても初期ならブドウ糖を一定量食べて10分間じっとしてれば回復します。ただ、心身へのストレスはけっこうあるようで、数日はだるさが続きます。

 就寝中に低血糖を起こすと怖いらしいんですけど、いまのところ就寝中でも低血糖の兆しがあれば目が覚めてくれてます。

 寝てるときよりも、実は仕事で人と接してるときが怖いですね。慣れた仕事ではあっても、人と接してるときは必ず緊張を伴います。どんなに、そんなことはない、普通だと思ってる人でも実際には緊張しています。緊張してるとですね、その「低血糖の前兆」に気がつかないんですよ。あ!と思ったときにはもう低血糖の症状(冷や汗とか体が極端に震える)が始まってしまう。その段階でもブドウ糖を摂取してじっとしてれば間に合うんですが、客の前で「すいません、低血糖になったので10分休ませて」とは言いにくい。何度かギリギリで話の結末まで持って行き、車に戻って休んだことが実際にあります。だから私は単独行動はしません。近場で簡単に往復できて、かつ、そういうことを平気で言える相手のときしか一人ではいきません。どこに行くのもいつも夫婦同伴です。

 インスリン注射もあるし、食べられる量もかっちりと決まってるし、低血糖も怖いし、ってことでいわゆる「会合」とか、「研修会」とか、「懇親会」とか、「食事会」とか、「会議」とか、そういうもの諸々、一切不参加です。何かに参加するのはオンラインのみ。

 ああ、そうだ。1型で、2型の糖尿病より良いこともあるんですよ(笑)
 それは食事療法ってのがないこと。カロリーは決まってますが、種類の制限はありません。もっとも糖尿病の食事制限ってのは腎臓の塩分制限とかのものとは違って「バランスの良い健康食を取ることで体質を改善しよう」というものですから、誰でもが本来はそうしたほうが良いものなんですけどね。それに少量でカロリーが高い物は満腹感がなくてすぐ空腹になっちゃうので、結局はダメです。少量でカロリーが高い物+コンニャクとかでごまかす方法はあるけど、そこまでめんどうなことはしたくない。いろいろ制限はあっても、好きな物を食べて良いってのはやはり嬉しい。

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『1型糖尿病について:その2』へのコメント

  1. 名前:たろ 投稿日:2010/07/18(日) 15:28:46 ID:368741d6d 返信

    糖尿病に関する記述を拝見しましたが
    おや?っと思うことがあったので
    コメントさせていただきます。

    >食欲に関係なく、あるいは吐き気があろうとも、下痢をしていても、とにかく「インスリン注射と食事」を省略できません。

    病院で「シックデイルール」って教わりませんでした?
    私は緩徐進行型Ⅰ型糖尿病(SPIDDM)ですが
    退院したときに渡されたしおりに
    食事が十分に摂れないときは
    食事を摂ったあとで食事の量に合わせて
    インスリンを食直後に打つように書いてありますよ。
    私の場合昼食・夕食をまったく摂れなかったときは
    注射(ヒューマログ)を打たないように指導されています。

    それと
    ・Ⅱ型で注射を打っていなくても
    SU剤やBG剤などの血糖降下作用がある
    薬を服用していれば
    低血糖を起こす場合があります。
    (実際入院中にⅡ型でアマリールしか服用
    していない人が低血糖を起こしていました)

    ・糖尿病と診断されるとHbA1cの値に
    関係なく網膜症がない場合でも
    年に一度は眼底検査を実施します。
    ・糖尿病性網膜症でおきるのは
    網膜はく離だけではなく
    眼底あるいは硝子体出血もおきます。
    これは血糖コントロールが悪いと
    Ⅰ型でも発症します。私も
    眼底出血を起こしたので
    光凝固術を受けました。
    (腎症・神経障害なども
    同様です)

    ・カロリーと血糖値の上昇にはリニアな
    関係はありません。
    あくまで血糖値をあげる主たる要因は
    糖質(炭水化物)です。
    私の場合ですが
    焼肉食べ放題にいって焼肉だけ
    (ご飯その他まったく摂らずに)
    をたれをほとんどつけないで
    食べていれば腹いっぱい食べても
    食後2時間の血糖値は140くらいです。

    ・食事療法はⅠ型でもⅡ型でも
    基本的に同じですし
    運動療法についても同じです。
    服薬についても私はⅠ型と診断されてからも
    BG剤(メルビン)を服用していましたが
    副作用で下痢がひどくなったので現在は
    中断しています。

    私は11年前にⅡ型と診断され
    3年前からインスリン注射を導入し
    ずっと治療を受けてきましたが
    HbA1cの値が下がらなくなってしまったので
    先日再度入院になり、抗GAD抗体を調べたところ
    76あったので(完全な陽性)Ⅰ型と診断されましたが
    Ⅰ型でもⅡ型でも食事・運動療法は
    同じですと主治医・管理栄養士から説明を
    受けました。

    ・注射は皮下注射であって血管に直接
    注入するわけではありませんよ。

    ・Ⅰ型糖尿病は糖尿病患者全体のうち
    3~5%を占めると推察されています。
    先生によると近年になって糖尿病と診断された場合に
    必ず抗GAD抗体検査(すい臓のβ細胞を破壊する抗体。
    Ⅰ型とⅡ型の判別に用いられる。
    1.5以下で陰性、1.5から10.0で偽陽性、10を超えると陽性)をするようになったので
    私のように最初はⅡ型の病態を示しても
    やがてⅠ型に移行するケース(ゆっくり(数年かけて)と
    β細胞の破壊が
    進むので緩徐進行型Ⅰ型糖尿病。
    Slowly Progressive IDDMの頭文字をとって
    SPIDDMと呼ばれます)は
    そんなに珍しいことではないと先生が話していたので
    今後Ⅰ型糖尿病の患者は増えていくのではないでしょうか?

    Ⅰ型がⅡ型よりもいいところといえば
    大学病院など診療報酬に包括評価制度(PDC)
    を導入している病院では1日あたりの保険点数が
    Ⅰ型のほうがⅡ型よりも低いので同じ入院日数でも支払いが安くすむことですかね?

    • 名前:なかの 投稿日:2010/07/18(日) 17:07:36 ID:b12ff1ef8 返信

      コメントありがとうございます。

      >病院で「シックデイルール」って教わりませんでした?

       もちろん教わっていますが、私の場合食事の省略は御法度と指示されています。そのときの食事量にあわせてのインスリン量調整もよほど仕方ない事情の時以外はしてはいけないと言われています。自分の都合で増減させない、決まった量の食事と決まった量のインスリンで徹底的に血糖コントロールすること、となっています。食事の増減にあわせてインスリンを自分で増減するという2型の人は多いようですが、それって生活習慣を改善するのではなく、いままでの生活習慣を続けながら薬に頼るという危険な方法ではないでしょうか。

       緩徐進行型Ⅰ型糖尿病ということは、現在はまだ2型であり、このまま放っておくと遠くない将来にインスリンがまったく出なくなりますよ、ということですよね?
       完全な1型でインスリン分泌がゼロの場合と緩徐進行型でまだインスリンが若干でも分泌されているときではかなり扱いが違うような気がします。
       私は2型を経由せず(いまでも2型の症状はありません)、いきなり1型になりました。自前のインスリンはまったく分泌されません。自前のインスリンが不定量ながら出るとしたら、外部からのインスリン量を一定にすることはできませんものね。そのときの状態にあわせてインスリンを打つ量を加減しないとならない。食べる量を一定にして、その結果の調整をするんだと思いますが、どうせ調整するならと食べる量もそのとき次第となったら、いつまでも生活習慣病から抜け出せないような。

       2型と診断されてインスリン治療にまで進み、そのまま1型も併発してしまった。それは2型が1型に変化したのではなく、2型は依然そのまま2型として背負っていますから従前の療法はすべて併用するということになるのではないでしょうか。

       1型と2型はまったく別物ですので、1型でありながら2型糖尿病になる人もいます。1型での生命維持のためのインスリンと2型の糖尿病治療の二重構造になりますから、食事療法や服薬、運動療法などあわせて行うことになるでしょう。それは医者にも言われています。普通の人が生活習慣で2型糖尿病になるのと同じように1型の人も2型になる。生活習慣には十分気をつけるようにと。私は毎回500キロカロリーの三食と夕方に捕食として一単位(80キロカロリー)以外、間食は一切しません。。

       何度か書きましたが、運動や食事療法は健康でいるために誰でもしたほうが良いものです。糖尿病の食事は普通に食べるバランスの取れた健康食でもあります。

       HbA1c の値はあくまでも「平均値」ですから、一定の血糖値に保つ血糖コントロールが重要なのは当然です。HbA1cの値を自慢しているのではなく、徹底した血糖コントロールの結果がHbA1cの良い値を維持していると言いたかったのですが。血糖値の上下が激しく変動すれば、それだけ血管に負担が掛かりますからね。

      >焼肉食べ放題にいって焼肉だけ
      >(ご飯その他まったく摂らずに)
      >をたれをほとんどつけないで
      >食べていれば腹いっぱい食べても
      >食後2時間の血糖値は140くらいです。

       私は決してそうはなりません。そしてそういうことを試したいとも思いません。もしそうなのであれば、肉を主体にした食事で500キロカロリーを取った場合、インスリンの量を変えないとしたら毎回低血糖をおこしてしまうことになります。が、そうはなりません。食事療法はしなくても、意識は常にしています。食品バランスとカロリーを必ず考えて食事してます。カロリーが高いなと思ったときは確実に血糖値があがります。1型を抱えた上でさらに2型になりたくはないです。生活習慣というのはそういうところからも来てるような気がします。

      >・注射は皮下注射であって血管に直接注入するわけではありませんよ。

       血管に、と書いたのは強調しすぎですね。すいません。皮下注射で注入し、毛細血管から吸収するしかない、飲み薬にはできないという意味です。喉や鼻の粘膜に噴霧して吸収するタイプも開発していたようですが、安定吸収できないってことでなくなってしまいました。

       ちなみに、私のインスリン単位は少ないですよ。朝昼晩の三回がノボラピッド各7単位。就寝前にランタス4単位です。2型の人の数分の1ではないでしょうか。

  2. 名前:たろ 投稿日:2010/07/18(日) 19:39:12 ID:368741d6d 返信

    >緩徐進行型Ⅰ型糖尿病ということは、現在はまだ2型であり、このまま放っておくと遠くない将来にインスリンがまったく出なくなりますよ、ということですよね?
     完全な1型でインスリン分泌がゼロの場合と緩徐進行型でまだインスリンが若干でも分泌されているときではかなり扱いが違うような気がします。

    いまはほとんど分泌はゼロの状態だそうです。

    Ⅰ型とⅡ型は発症原因が違うというだけですから
    血糖コントロールのための治療方針に違いはありませんし、合併症発症のリスクにも差はありません。

    >2型と診断されてインスリン治療にまで進み、そのまま1型も併発してしまった。それは2型が1型に変化したのではなく、2型は依然そのまま2型として背負っていますから従前の療法はすべて併用するということになるのではないでしょうか。

    11年前にⅡ型と診断されたと書きましたが
    すでにSPIDDMだった可能性もあるそうです。
    SPIDDMは発症当初はⅡ型と同じように見えるので
    飲み薬も服用しなくても血糖をコントロール可能な
    場合もありますが、やがてインスリンの分泌が減少してくるのでインスリン依存状態になってしまうもので
    劇症型や急性進行型のⅠ型に
    比べてすい臓のβ細胞が破壊される
    速度が遅いだけでⅠ型であることに変わりありません。
    発症初期はⅡ型と同じように見えるというだけのことです。

    私が言いたいのは少なくとも私が入院した大学病院の
    先生の話ではⅠ型Ⅱ型で治療方法が変わることはない
    ということです。(一緒に入院していた二十歳そこそこのⅠ型の女の子も散歩は欠かさずにしてましたよ。)

    あと食事の話は血糖値はカロリーが多いから
    あがるのではなく、血糖値に影響を
    与えるのは炭水化物だということのたとえ話です。
    同じカロリーでも食品の成分によっては
    血糖値の変動には差があるということを
    わかっていただきたかったのです。

    >ちなみに、私のインスリン単位は少ないですよ。朝昼晩の三回がノボラピッド各7単位。就寝前にランタス4単位です。2型の人の数分の1ではないでしょうか

    私が入院していたときにⅡ型で注射していた人は
    朝昼夕はヒューマログ4~6単位、就寝前にランタス6単位
    位の人が多かったですね。(ちなみに私は入院前はノボラピッド30ミックスを12-0-12-0でしたが、現在はヒューマログが18-6-8-0、ランタスが0-0-0-18とめちゃくちゃ多いです)

    吸入型はイーライリリー社かノボノルディスク社かは
    忘れましたが、需要が見込めなくて採算が
    取れなさそうなので開発を中止したと聞いています。

    正直なかのさんのように血糖値がしっかりコントロール
    出来ている方はうらやましいです。
    先生によるとⅠ型は血糖値の変動が激しくなるので
    HbA1cが7%台でも上々とは言われていますが
    食事を普通に摂って散歩4~50分くらい
    (心臓に持病があるので心肺負荷機能検査で
    運動は時速3km以下の散歩を1時間までに制限
    されています)食後2時間の血糖値が200越えてたりすると「なんで?」って思うことがあります。

    • 名前:なかの 投稿日:2010/07/19(月) 10:32:23 ID:ddc32eb99 返信

      (すいません。編集したら二重になってしまったようなので一つ削除しました。)

      >いまはほとんど分泌はゼロの状態だそうです。

       現在は完全な1型であったとしても、そのインスリン量から見て「インスリンの効き目が阻害される2型糖尿病」でもありますよね?

      >Ⅰ型とⅡ型は発症原因が違うというだけですから
      >血糖コントロールのための治療方針に違いはありませんし、合併症発症のリスク
      >にも差はありません。

       そうではないと思います。合併症を発症するリスクに差はないと思いますが、治療方法は1型と2型では別物です。血糖コントロールそのものが違う。1型だけの人、2型だけの人、1型2型併発している人、それぞれ微妙に治療方法が違うはずです。1型はインスリンの効き目は平常なんです。インスリンさえ打っていれば健康(糖尿に関しては、の健康です)な人と理論的には同じ。健康な人が「2型」糖尿病にならないためにする予防と同じ意識で行動することになります。運動も勧められるし栄養バランスの取れた計算されたカロリーの食事など。2型の人は、食事「療法」、運動「療法」加えて服薬などの2型の治療も必須だろうと思います。

      >あと食事の話は血糖値はカロリーが多いから
      >あがるのではなく、血糖値に影響を
      >与えるのは炭水化物だということのたとえ話です。
      >同じカロリーでも食品の成分によっては
      >血糖値の変動には差があるということを
      >わかっていただきたかったのです。

       それ、考え方が違います。食事直後(2時間後)の血糖値に直接影響するのは炭水化物であるのはそのとおりです。「血糖値 平均」なるサイト(URLはあえて書きません)にそれらのことが強調されてますね。でもそのサイト、管理者名も筆者名も連絡先も、とにかく何もわからないんですよ。Whois でドメインを調べてもドメイン取得管理代行会社名しか出てきません。とてもキレイにまとめてあって全面的に信じてしまいそうなしっかりしたサイトに見えます。が、誰が書いたかわからないという点で便所の落書きと同じです。たろさんもたぶん私と同じようにいろんなサイトを見に行ってると思いますが、「内潟安子先生の連載」が心強かったです。まだ見てなかったら参考にどうぞ。あと、「On-line 糖尿病ウォッチャー」もわかりやすいです。

       糖尿病の血糖管理として、私は、二時間後の値に一喜一憂するな、食事直前の血糖値を見てインスリンの量を変えるな、食べる量を変えるな、と強く指導されています。内潟安子先生の記事によれば、食べる量の変化を予想してインスリンの量を加減するのは「あり」みたいですけど、若い方ならそれもありだとして、私としては食事の量を変えない(決めた量しか食べない)でインスリンを一定にしたほうが気楽で安心です。そこらは「2型だけ」の人との大きな違いかも知れません。多少の変化は誤差のウチ、みたいな感じもするんでしょうから。でも1型でもあるならやはり1型としての意識を持たないと生きていけないのではないかと思います。

       バランスの取れた食事をするのに炭水化物を抜くわけにいきませんし、血糖値のみで生きてるわけではありません。体全体を生かさないといけないんですから、食事直後の血糖値さえ良ければ良しとするのは誤りです。タンパク質からも中性脂肪からもブドウ糖は生成されます。炭水化物は100%...などの細かいことをすべて把握して血糖値がいくら上がるとか下がるとか計算しつつ食事なんかしてられません。期限を切った数日ならともかく、死ぬまで一生続くんです。食品交換表の記載を大まか(2型の人はおおまかじゃダメですね)に頭に入れ、だいたいこんなところという組み合わせで「カロリーのみ」気を遣う食事。はっきりいってそれだけでもストレスになるくらい大変です。血糖値が上がらないから肉(炭水化物)はいいんだ、のような知識を持つと2型糖尿病は改善されないと思いますよ。

       それに、高脂肪食を取りすぎ続けるとヒトでも動物でも細胞中に脂肪が増え、インスリン抵抗性が高まる、つまり2型糖尿病になるようです。食後すぐの血糖値に影響しないからと肉などの高脂肪食を食べ過ぎると、インスリンはどんどん効かなくなり、上がらないはずの血糖値が上がるということになりそうです。

       なお、体重コントロールも必要で、毎朝計量してますが、私はこの数年間、体重は一定値(BMI21.9)から±0.8キロしか変動してません。この半年に限れば±0.4キロしか動いてません。寒い頃は+0.4キロでしたが、いまは-0.2~0.4キロです。

       とにかく私はいまやってるやり方で「血糖コントロールも」「体重管理も」「その他のコレステロールや中性脂肪など一般的な健康管理も」、だいたいうまく行ってます。運動はほとんどしません。全然動かないわけではないですが。

       たぶんすべて「私の仕事が自営業だから」という幸運な大前提があってのものだと思います。勤め人だったら不可能かもしれないようなことが可能です。食事は必ず定時にとるとか、つらい(きつい)ときは仕事をさぼるとか(一人ですから結局はしわ寄せは全部自分に来て自分でやるんですが)。平日とか休日の区別も無しですので、就業中と休みの日みたいな環境の変化もありません。休みの日でも休んでられないのがいいのか、平日でも休もうと思えば休めるからいいのか。難しいところです(笑)

  3. 名前:ゆゆん 投稿日:2014/10/30(木) 01:17:28 ID:d1167170d 返信

    ご無沙汰しております。
    今日は、1型糖尿病のマーカー的な抗体・・・GAD抗体について検索していて・・・ここにたどり着きました。
    「GAD抗体 1型糖尿病の発症後はどうなる?」 のかと。。。
    ワタシは抗体がないそうですので。

    ワタシのブログ読者様がおっしゃるには 「1型を発症した時はあっても、発症後は無くなる」 ということでしたので確認をしたいと思いまして。
    ですが、そういう記事をみつけられませんでした。
    このことについて、何かご存知でしょうか。。。

    • 名前:なかの 投稿日:2014/10/30(木) 22:05:12 ID:73ec955a0 返信

       抗GAD抗体の値ですか...

       ごめんなさい。私、それについて考えたことがないんです。1型になったときに「抗GAD抗体がなんとかで自己免疫で云々で、だから1型です」と言われた記憶はあるんですが、ちょうど別件で入院中の出来事だったため、気分はそれどこじゃなかったってのが本音です。逆にそれがよかったのか、「へえ、そうなんだ1型なんだ」とか「ああ、そうなのか」とか、とにかくスッと1型になったことを受け入れてしまいました。

       血糖値はそれまでも少々高めではあったけど、とくに糖尿病ってほどではなかったのに、突然一気に血糖値が上がってしまいました。その別件ってのが副腎摘出後の定期検査入院だったので、毎日毎日何回もしつこく血液検査するわけです。だもんで、血糖値もすぐにわかり、突然看護師がすっ飛んできてインスリンを打ち、すぐにドクターが来て告知されました。

       1型成り立ての方のブログを読むと「そうなってしまったこと」を受け入れられずに悩んでる方が多いですけど、私はそれ以降「1型になった」というのを前提に考えてきてるし、1型じゃなくてインスリンが自前で出てるならこれだけかっちりとカーボカウントでコントロールできないだろうと思うので、いまさら1型であることの指標である抗GAD抗体について知ろうとおもってない、ってのもあります。

       ゆゆんさんは1型歴長いんですよね。1型であっても合併症にならない人もいるようですし、人それぞれ微妙に形態が違うんじゃないかと思います。目的は「合併症を起こさずに長生きすること(生き延びること)」ですから、自分にあった方法で血糖値コントロールするしかないし、指標は今さら気にしなくていいんじゃないでしょうか。

       いま検索してみましたら、1型糖尿病の原因の1つの自己免疫反応を見るためのマーカーだそうです。「原因の1つの」ですから、このマーカーが反応しない1型も当然ありますね。他には「1型糖尿病の原因はいろいろ考えられる。1型糖尿病のはっきりとした原因はまだわかっていません」としてあるサイトもありました。自己免疫型の1型糖尿病じゃなければこの指標は出てこないということでしょうね。