私は1999年8月まで一日60本ペースのヘビースモーカーでした。禁煙して満10年経ちますが、もうたばこを求める気が全然しないので、遊び心で手を出さない限り、死ぬまで禁煙出来ると思ってます。
吸い始めたのは「むにゃむにゃ」歳んときですから、喫煙歴30年余りってとこですか。途中何度も何度も禁煙にチャレンジしては失敗してます。
いろいろと試みました。節煙から徐々に禁煙にってのが一番ダメでしたね。努力無しで単純にやめようとすると数日しかもたない。これはもう数え切れないくらい経験しました。なにかきっかけがあって、とりあえずきっぱりやめるのが失敗した中でも長続きした部類に入ります。たとえば風邪引いてタバコがまずいとか、超二日酔いでタバコどころではないとかね。それでもせいぜい1~2週間くらいです。
吸ったつもりで現金を箱に入れていく禁煙貯金も割と続きます。喫煙って土日祭日休日ないですからね。一ヶ月30日フルに毎日三箱だから、毎日700円近くが煙になるわけで。すごいもんです。日銭ってのは出せちゃうもんなんですよね。あっというまに箱の中に硬貨がたまっていきます。
でもやっぱり一ヶ月くらい経って、ある程度のお金になると、ついお金を小遣いにしちゃって、禁煙もなんとなく終わりに。そこでまた考えた。先に物をローンで買っちゃって、その支払いに煙草銭を充てれば禁煙を続けるしかないのではないか、と。
買いました。FMタウンズ。目玉のタウンズと言われる初期型です。88も98も持ってたので、完全に趣味。タウンズ用のゲームがやりたかっただけ。
それも結局なし崩しに二ヶ月くらいしか持たなかったかな。ローンとたばこ代の二重課金になりました。
1999年の夏。夜中に突然むせまして、一種の急性ぜんそくみたいな感じになりました。あまりの咳の激しさに気管がくっついて息を吸えなくなる状態に。もう死ぬかと思いました。冷静になれば「まったく吸えないわけじゃない」ので死なないと思うんですが、息を吸おうとして空気が入ってこないと余計に強く吸おうとするから、くっついてしまった気管がよけいくっついて息が出来ない。あとから思えばタバコは関係ないと思うんですが、そのときは「こりゃあタバコのせいだ」と思ったのです。
タバコを吸い続けると健康を害して死ぬのが早まるというのはわかっていても、当面すぐに影響が目に見えてわかるわけじゃないので愛煙家としてはそんなものは気にしてなかったのです。でも「いまこのままタバコを続けると窒息死するかも」という状態になると人間ってのは現金なもので禁煙しなきゃと思うのでありますよ。
私がやった禁煙の具体的な方法も書いておきます。使ったアイテムは「水」だけです。500ミリのペットボトルに入れた「水」だけ。それを常に手が届くところに置き、タバコに手を伸ばすタイミングでそれをつかみ、ガブガブ飲むのではなく、ほんの一口だけ飲む、というより口に含み飲み込みます。
結局、禁煙ってニコチンの依存症以外に生活習慣病的なところも多いわけで、タバコに手を伸ばすのはもう「癖」なんですよ。ペットボトル、どこにでも持って行きましたし、持ち忘れてもそれこそタバコの自動販売機より飲料水の自動販売機の方が多いわけで入手できないことはありません。
最初のうちはニコチン依存症を断ち切るのが大変なんですが、私の場合は幸か不幸か前述のように「死ぬかも」という恐怖があり、その感覚を忘れる前にうまいことニコチン依存症からは脱出できたようです。さすがに死より怖いものはないということですね。
たしか、ニコチン依存を満足させるだけなら、一日数本のタバコでカバーできるらしいです。それ以上のタバコは生活習慣病らしい。肺にこびりついたタールは細胞入れ替えのために7年で元に戻るそうですから、私の肺はもうきれいになったはず。
禁煙、いいですよ~ タバコの買い置きがなくなりそうって心配しないでいいし、パソコンのモニターもキーボードも汚れない。
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